
日本のニュースやテレビ番組でも報じらております
スイスのロブスター問題。
3月1日には新しい法律が施行され、
スイスでは、
生きたままのロブスターをそのまま熱湯の中に入れて
調理する事ができなくなりました。
これは、
高度な神経系を持つエビやカニなどの甲殻類には
痛みを感じる可能性があるとの研究結果によるもので、
動物保護政策として打ち出された新規制です。
甲殻類は気絶させてから殺す事が必要となり、
同様の法律は今年初めに
イタリアでも施行されているのだそうです。
熱湯に放り込んではならないとされていますが、
同じ道理で考えると、鉄板焼きのようなスタイルで、
生きたまま熱い鉄板の乗せる事もダメなのかな?
という気もしています。
このニュースを今年の年明けに読むまでは、
ロブスターの痛みについて
考えてみた事もなかった自分なのですが、
これほどこの件について注目され、
日本の番組などでも
取り上げられているのを目にしていると、
なんだか深く考えさせられる問題だと
感じるようになりました。
そんな数ヶ月前の事です。
あるFMラジオの番組から、
番組に生出演して欲しいとの依頼がありました。
内容は、各国の食についての特集で、
私に、
「スイスの食について語って欲しい」
との事でした。
特に、今、
話題のニュースにもなっている、
「スイスのロブスター問題について語って欲しい」
との依頼でした。
結果的には、
今回は番組出演のお話は
丁重にお断りさせていただきました。
お受けしなかった理由の一つは、
生放送との事で、
見かけによらずの?
自分のあがり症な性格からして、
いくら声だけの出演とは言え、
生の番組で話をする事に自信が無かった事と、
スイスのロブスターの調理方法についての
新しい法律に関しては、
簡単に一言で語る事は容易ではないと思ったから。
ロブスターの痛みの部分だけをニュースで見ると、
スイスっておかしな国〜!?
と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、
ロブスターだけに関わらず、
それまでのスイスの動物愛護、動物保護の運動や、
施行された法律のプロセスを
この国に住んで10年以上見つめてきて、
(例えば、金魚は1匹で飼うと寂しがるので、
1匹で飼ってはならない。
モルモットやセキセイインコも同様 等)
動物愛護を唱える人々を眺めていると、
ロブスターが感じる痛みについて、
そのような意見を持つ人々がいても、
"理解出来なくは無い" と感じる部分もあります。
これは、自分がそれに賛成しているという意味ではなく、
ロブスターを直接熱湯の中に入れてゆでてはならない
という法律について、
ただ、一言で、
Yes か No かで答える事が難しいと感じるのです。
それを生のラジオ放送で語るなんて、
ワタクシには到底ムリ〜!
せっかくいただいたお話だったので、
ちょっと残念な気もしましたが、
まあ、またいつかどこかで、
別の機会がやってくる事があるのかも?
しれません。
話をロブスターの新しい法律の話題に戻しますと、
ロブスターを扱うスイスのレストラン関係者からは、
この新しい法律について、
多くの不満の声も上がっているようなのですが、
一度決まった法律ですので、
レストラン側はそれに従うしかないのでしょう。
スイスでは、
ロブスターは電気ショックを与えて気絶をさせる、
脳の上のあたりに杭を刺し込み即死させる、
冷凍させたものを使用する・・
等などの方法で、
今後は調理される事になるようです。
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