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日本では夏の高校野球が盛り上がるこの季節。

金曜日に行われた九州同士の対戦、

すごい闘いとなった、

明豊(大分県) VS 神村学園(鹿児島県)

の試合に目がクギヅケになりました。


夏の高校野球はインターネット中継を通し、

スイスでも、日本と同時で視聴する事ができます。

試合が第3試合で開催された事もあり、

ちょうどここスイスでは、朝の時間帯となります。


金曜日はチューリッヒまで出かけましたが、

予定は午後からだったので、

九州勢同士の登場とあり、(私の故郷は福岡)

久しぶりに朝から高校野球の試合を見ました。


最初は大分の明豊を応援していた私です。

理由は、

自分が大ファンであるプロ野球の球団、

ソフトバンクホークスで活躍する今宮健太選手が

明豊の出身である事と、

(母校のチーム気遣っている様子が伝えられていたので)

フォークシンガーの "南こうせつ さん" が作曲された

明豊の校歌が素敵で、

それを試合終わりに聴きたかった事からです。


前半は明豊の優位で進んでいた試合、

3点リードで迎えた9回の表、

なんと土壇場で、

神村学園が3点をあげ、得点は5−5となり、

試合は振り出しに!


同点に追いついてからは、


もうどちらにも負けて欲しくない、

どちらも勝たせてあげたい!


そんな気持ちで、

両方のチームを応援し、見守っていました。


延長戦に突入し、

0(ゼロ)が並んだ後の延長12回の表、

再び神村学園が3点をあげ、

8−5になった時には、

これで勝負がついたかと思われました。


しかしその直後の延長12回裏、

明豊の攻撃で、

2アウトランナー無しからの見事なヒット!

「野球はツーアウトから」と言いますが、

まさにその通りの展開。

その後はタイムリーヒットとフォアボール等で繋いで、

またまた土壇場で8−8の同点に!


ここまできたら、応援するのも忘れ、

緊迫した試合を、

手に汗を握りながら見守る事しかできません。


最後はツーアウト満塁から、

押し出しのフオアボールでゲームセット。

明豊の劇的なサヨナラゲームとなりました。


どちらのチームの選手たちも、

ピリピリの緊張感とプレッシャーの中で、

粘り強く最後まで諦めない、 

健全な精神と その姿はあっぱれで、 

甲乙つけがたい闘いにとても感動しました。


試合を見ていた人たちはきっと、

みんな同じ気持ちだったと思います。


最後に神村学園の選手たちが、

甲子園の砂を拾っている場面も画面に映し出されましたが、

先輩選手が涙を流す後輩選手たちへ、

「必ず戻ってこいよ」

と何度も繰り返しながら、砂を拾っている姿が印象的でした。


南こうせつ さんが作曲をされた

明豊高等学校の校歌は、

以前に日本のテレビの番組で耳にした事がありましたが、

爽やかな高校生を思い描く、

とても素敵な曲だと感じていました。


勝利の後、

甲子園で鳴り響く校歌を初めて耳にしましたが、

やはりいい曲と歌詞だなぁー

と、あらためて思いました。


(歌詞は 南育代さん だそうです)


歳を重ねていくうちに、諦めてしまいそうになる

いろんなコトも多くなりつつある日常生活に、

この日の高校球児たちを見習って、

自分も初心を忘れずに諦めずに頑張らなきゃ

と、

あらためて自分を見つめ直したような気がした金曜日。

透き通った朝の風が目の前を吹き抜けたような、

爽やかな1日の始まりでした。


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