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先週末から英国人の夫 Banana は毎年恒例の友人達とのゴルフ旅行に出かけており、

本日無事にスイスの自宅に戻って来ました。


今年の行先はスコットランドのセントアンドリュース。

男性の友人ばかりが集う夏のゴルフホリデーはかれこれもう20年近く続いていて、

Bananaにとってはほぼ毎年出かける大切な夏のイベントです。

大のゴルフ好きの彼ですが、

指を怪我するとギターが弾けなくなってしまうからと、

昨年はゴルフを断念してバンド活動の方に力を注いでおり、

今年は2年振りのゴルフ旅行への参加でした。


Banana のゴルフホリデーの間、私はいつも一人でお留守番。

近場の場所に、日帰りや1~2泊の旅行に出かける事もありますが、

今年は遠出はせずにスイスで過ごしました。


今回 Banana が利用したのは英国の航空会社でした。(LCCではありません)

社名はこの場ではあえて、仮の名称で、

「女王様航空」としておきます。


私が一緒の場合、普段は英国を訪れる際、

チューリッヒ空港からはスイスの航空会社を利用する我が家です。


理由はもちろん、

スターアライアンスでANAのマイレージがためられるという事もありますが、

10年以上前にスイスからロンドンに行く際に搭乗した女王様航空にて、

どうしても耐え難く、許し難いイヤな出来事があり、

それ以来は私が上記の航空会社を利用する事を強く拒否しているため、


我が家は英国に行く際はいつもスイスの航空会社です。


一昨年にアイルランドへ友人の結婚式に参列するために飛ぶ際は、

目的地へたどり着くためにシャノンという空港を利用せねばならず、

乗り継ぎの関係で選択肢がなく、その時には約10年ぶりくらいで女王様航空を利用しました。


今回の Banana はセントアンドリュースまで、同じく乗り継ぎの関係上、同航空会社を利用。

チューリッヒからはロンドン (ヒースロー空港) 経由でエジンバラへ。

そこからはレンタカーを借りて、

友人達の待つセントアンドリュースへ向かいました。


今回はゴルフクラブなど荷物も多かったので、

ビジネクラスで往復予約をしていました。

行きに関しては問題無く、

久しぶりに欧州各所に散らばるゴルフ仲間の友人達と再会し、

ゴルフ三昧の楽しい時間を過ごしたそうなのですが、

問題は帰りの飛行機。


帰る日の前日にウェブチェックインをすると、

全区間ビジネスクラスで購入しているはずなのに、

エジンバラ空港からヒースロー空港の座席だけが、エコノミークラスの、

しかも3列並びのシートの真ん中でアサインされている。

(ちなみに行き帰り、チューリッヒ ⇆ ヒースローは

事前にWEBで座席指定ができたそうなのですが、

ヒースロー ⇆ エジンバラは座席の指定ができなかったのだとか)


この区間に関しては、

ウェブチェックインで座席の変更が出来なかったため、

当日空港に到着して、航空会社のチェックインカウンターで、

なぜそのような事になっているのか係員に上記の詳細を尋ねてみると、

返ってきた言葉は、


「私にはワカリマセン」


もしもそれが自分ならば、そんな言葉が返ってきたらムッとしてしまい、

相手に対して語気が強くならないよう、

抑えるのに恐らく必死にならねばなりませんが、

穏やかな性格の Banana は、


「じゃあ、ともかくビジネスクラスの席でアサインし直して下さい、それが無理ならば、せめてエコノミーの通路側で・・。」


と相手に告げると、答えは、


「本日の便はオーバーブッキングであふれているので、席は変えられません。

クレームならば、ウェブサイトからあげて下さい。」


との返答。


なんだかどこかで聞いたアメリカの航空会社のようなセリフですが、

ヨーロッパの航空会社でもこんな酷いコトを悪びれずに告げる会社があるなんて。

オーバーブッキングは乗客ではなく、航空会社側の問題です。

なのにお詫びの一言もなく、この高飛車な対応はスゴすぎる。


過去の自分の身に降りかかった出来事のみならず、

あちらこちらからこの航空会社のウワサはよく耳にしますが、

Banana からこの話を聞いて、思わず、


「デタ〜!!」


と声にしてしまった私。


スコットランドとイングランド間の、ほんの1時間のフライトとはいえ、

ビジネスクラスのチケットを購入しているお客さんの席を

勝手に無断で、報告も全くなく、

エコノミークラスにダウングレードして、

しかも窮屈な3人並びの真ん中の席にアサインするなんて、

私の中の常識では到底考えられません。


チェックインカウンターでの応対は、

その人がどうこうというよりも、そういう会社の体制なのだと思います。

これもどこかで耳にしたような話のような気がしますが・・。


とりあえず今回の件については、

相手がそう言うのですから、ウェブで問い合わせるしかないのでしょう。

それで差額を返金してくれればまだ何とか水に流せそうな気もしますが、

さて、どうでしょう?


これがスターアライアンスの航空会社ならば、

お詫びの印にマイレージで積算という方法もありそうですが、

女王様航空のグループのマイレージカードは保持していない

(正確には持っているけれど、長年使用していない)ので、

あまり良い予感はしません。


女王様航空のエリートマイレージメンバーではないから、

ダウングレードの対象に選ばれてしまったのかも?

おそらくこれがスターアライアンスの航空会社であれば、

ゴールドメンバーだし、同じ状況だったとしても、

Banana が選ばれるコトはなかっただろうという気がします。


選択肢は全くなく、エコノミークラスの搭乗券で

ゲートに向かった Banana ですが、

そこで、


「もう二度と "女王様航空" には乗らない!!」


と、ゲートのスタッフの前で激昂している初老の英国人男性を目撃したそうです。

どうやらこちらでもモメタご様子。


それしても女王様航空の対応、ポリシーには本当にビックリです。

外国の航空会社では、これを普通と考えねばならないのでしょうか?

自分が普段利用している複数の航空会社では、こんな対応がないコトを願うしかありません。


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