
先日、久しぶりにチューリッヒ湖のボートに乗って、
自宅のあるチューリッヒ州の湖畔の街から、
湖の対岸にある街まで出かけてきました。
普段ならば陸路で隣町の大きめのスーパーまで買い物に出かけるのですが、
6月に入ってお天気の良い日が続き、
すっかり爽やかな夏の気候になってきたので、少し遠出をして、
この日は湖を渡り、向こう岸の街まで行って来ました。
湖の彼方に雄大に眺められるアルプスの山々の上には、
少し雲がかかってはいたものの、
快晴のチューリッヒ湖に吹き渡る風は清々しく、
水しぶきの音に涼しさを感じて、
ほんの10分間の短いながらも楽しい船の旅でした。

と、ここまでは、
いつもながらのチューリッヒ湖のボートやフェリーの短い船旅なのですが、
実はこの日は船内でチューリッヒ地区の新しいルールを知ることになりました。
昨年の12月にZSG(Zürichsee-Schifffahrtsgesellschaft AG)が設定した
新ルールによると、
2016年12月11日より、
ZSG(チューリッヒ湖航行会社)の船を利用する乗客は、
CHF 5の手数料を支払う必要があり、
ZVV(チューリッヒ地区の交通チケット)のゾーンで有効なチケットとは別に、
フェリーやボートに乗船するための追加料金、
「5フラン(購入から24時間有効)」が必要になりました。【2017年 6月現在】
☆ 追加料金は、チューリッヒ湖、オーバーゼー、
リマト川のすべての定期航路に適用されます。
「ドリームクルーズ」(サンセットクルーズ、ソマー・ブランチクルーズ、
サンタクロースクルーズを除く)は、追加料金から除外との事。
以前(昨年の夏、私が最後にチューリッヒのフェリーに乗船した時)までは、
有効な "ゾーンのチケット" を保持していれば、
電車やバス、トラムなどと同様にチューリッヒ湖のフェリーやボート、
リマト川を航行するボートにも追加料金は一切かからずに乗船ができました。
自分はフェリーやボートを利用するのは夏のシーズンのみなので、
考えてみると、昨年の夏の終わり頃に乗船したのが最後で、
今年になってからはこの日が初めてでした。
そのため、新ルールを全く知らずに乗船したのですが、
検札に来た係員にサーチャージについて知らされ、
船内で5フランを支払いました。
新しい取り決めでは(2016年の12月11日より)
乗船する距離には関係なく、
チューリッヒ湖やリマト川の船やボートを利用する場合、
有効のチケットにプラスして、
"5フラン" を追加料金として支払わなくてはならなくなったのだそうです。

追加料金(surcharge)についての詳細は、
こちら

Scheduled trips &Round trips(ZSG surcharge)
ZSG(English / Deutsch)

例えば、
チューリッヒのビュルクリプラッツからラッパーズヴィルまで
2時間近く乗船しても、
今回の私のようにほんの10分間の短い距離でも、時間や距離に関係なく、
追加料金は同じで5フランで24時間有効との事。
ちなみに利用した対岸までのゾーンチケット(2等)が6.2フラン、
それに船の追加料金で5フラン= 計 11.2フラン。
2倍とまではいきませんが、2ゾーンでの移動だとかなり割高です。

長時間乗る場合は、決められた事であるならば、
5フランもやむを得ないかとも思うのですが、
かなりの近距離で5フランは、
昨年までは追加はかからなかった事を考えると、
さすがに高いな〜と感じてしまいました。
今回はお勉強代という事で、まあ仕方ないかというところです。
次回乗船する場合は是非、長い距離にしようと思います(苦笑)
上記の追加料金に関しては、
ビュルクリプラッツ(チューリッヒ)から乗船する場合は、
渡船場でアナウンスされているとの事で、
フェリーの中でも同様に、
インフォメーションとしてアナウンスされているそうです。


私は今回、チューリッヒ〜ラッパーズヴィル間の
大型の2階建フェリーではなく、
短い距離の小型の渡し船に乗船したため、乗船時の案内はなく、
知らずに通常のゾーンチケットだけで乗ってしまいました!
もしもゾーン内の有効切符を持っていなければ、
100フランの罰金となるところでしたが、
サーチャージチケットの分だけの未所持だったので
特におとがめはなく、その場で追加の5フランを支払い問題はなし(ホッ)


地元のニュースで大きく出ていた記憶はなく、
自分は全く知らなかったのですが、
ZSGの公式サイトを参照してみると、
サーチャージについては船内で渡された案内と同じ内容が、
詳しく明記されていました。
チューリッヒ湖、リマト川の船舶をご利用のみなさまも、
これをご参考になさっていただき、どうぞご注意ください。
追加料金(チケット)は、
船内、ビュルクリプラッツのチケットブース、
ラッパーズヴィル、チューリッヒ中央駅(HB)の旅行案内所などの他、
各駅に設置されているSBBの券売機や携帯電話のアプリ、
オンラインのチケットショップからも購入が可能で、
定期券や回数券もあり(回数券は券売機でも購入可能)との事です。
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