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5月も終わりに近づき、スイスも季節は春から初夏へと移り変わりました。

チューリッヒ地方では、

先週末から日中30℃を超える暑いが続くここ数日です。


今年の春は4月に雪が降り、それに伴う急激な気温の変化、霜などにより、

ワインフィールドのブドウの成長に大きな被害をもたらしている地域がある事を、

以前の自身のブログにも綴りました。

天候の影響で深刻な問題発生(2017年 4月28日)


その際、ブドウ以外の農産物への影響がないかと心配だったのですが、

懸念していた事が当たってしまいました。


スイス各地での4月下旬の霜による果実へのダメージがとても大きく、

スイスの果樹園の損失は100万フラン(1億1千万円以上)

になる可能性があるのだそうです。


Swiss fruit farmers face losses of 100 million francs due to frost (The Local)


スイスのフルーツ連合の発表によると、

リンゴ農家では約42万フラン(約4800万円近く)、

桜の収穫は通常の4分の1となり、

25万フラン(約2800万円以上)の損害を被ったのだそうです。


梨や梅、アプリコット等、他の果実の影響も深刻との事。

スイス国内でも地域差が生じており、

中央スイスのリンゴ園での被害が大きかったのだそうです。


上記の果実については、国内生産の低下に伴い、

今後は輸入に頼らざるを得ないようです。


一方、イチゴやブルーベリーなどのベリー類には大きな影響が出ておらず、

一般的な野菜も大きな被害は認められていないとの事。


ブドウについてはアールガウ州の関係者の間で、

「世紀の霜」とも呼ばれ、

引き起こされた損害は多大なものであったようです。

 
スイス全土のブドウの3分の1以上に何らかの影響が出ており、

一部のブドウ園では、大部分のブドウ畑に大きな被害をもたらしたという事です。

自然には逆らえないとはいえ、

農家の方々や、農業に従事される人々にとっては死活問題となりえます。


現在、街のスーパーではさくらんぼが並んでいますが、

意外と高いなぁ、毎年こんなお値段だっけ??

と感じたのは、もしかすると、

例年よりも高額な値段が付けられていたからなのかもしれません。


フルーツを生産される農家の方々ばかりでなく、

実際に自分たちの日常生活へも影響が出る事は、今後も色々とありそうです。
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