月曜日に開催されたチューリッヒの春祭り
「セクセロイテン」が快晴の下で行われた翌日から、
お天気は再び崩れ、先週に引き続いてまたもや4月の雪の予報です。
先週末の天気予報では、
今週のお祭りの月曜日が晴天で、その翌日は雨。
そして、水曜日から金曜日まで3日間、
雪マークの予報が出ていたチューリッヒ地方です。
私の住むチューリッヒ州の湖畔の町では、
木曜日の夜の時点で、つい先ほどから雪が降って来ました。
金曜日は雪、そして土曜日は晴れと、
気温も天候も大きな変動のある天気予報が出ています。
ここ数週間繰り返しで続いている、
"晴天と雨"、"気温上昇と急激な気温低下" の影響により、
現在スイスの一部地区では、
ワイン生産家達に深刻な問題が発生しています。
Frost proves catastrophic for Swiss winegrowers(The Local)
暖かい春がやって来たかと思えば、
先週は気温が急激に低下して0℃を下回る夜が何度かあり、
霜が発生したため、
それらがスイス各地のワインのフィールドに大きな影響を及ぼし、
中央スイス周辺では、約90パーセントのワインフィールドが、
霜によって壊滅的な状況となっているのだそうです。
4月に入った後、
3月並みに夜間の気温が下がるのは珍しいケースなのだそうです。
約60のヴィンヤードに被害が発生しており、
専門家によると、ワイン生産者達は、
300万フラン (約3億円以上)の損失を招く恐れもあるのだそうで心配です。
ここまで深刻な状況は、1998年以来との事。
大きな被害を被ったヴァレー州のワイン生産家は、
これはもはや、「災害だ」と述べています。
4月の前半は暖かいお天気の良い日が続いていたのに、
同じ月の後半で、まさかこんな事態になろうとは、
誰にも予測はできなかったはずです。
スイスのワインといえば、ほとんどが国内で消費されるため、
国外にはあまり輸出されない事でも知られています。
生産者や農家の方々の甚大な被害はさる事ながら、
ワインの生産量にも大きく影響を与えてしまう事は、
残念ながら間違いがなさそうです。
今年の4月のお天気は、もはや予測不可能。
まさか5月の雪なんて事はないのでしょうが、
不安定なお天気はまだこの先もしばらく続きそうな予感がしています。
色々な方面に、これ以上影響を及ぼさないと良いのですが・・。
ブログランキングに参加しています。
「スイスの街角からを」応援して下さっている読者のみなさま、
ブログ継続の張り合いになります。大変お手数ですが、"1日1回"
応援の クリック を、どうぞよろしくお願い致します。
(いずれも別窓で開きます)
携帯電話、スマートフォンからご覧下さっている方は、
こちら ↓ をクリックして応援してくださいますと嬉しいです。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村