スイスのイメージは? と人々に問うと、
「ハイジとチーズの国〜」
という答えがよく返ってきます。
ヨハンナ・シュピリ原作の小説は日本でアニメ化され、
「アルプスの少女ハイジ」は、
大人の自分がかつて子供だった頃、何度も何度も繰り返し観たアニメで、
世代を超えてもハイジは今でも人気の少女です。
日本人がスイスを語る上で、
スイスの象徴の一つとも言えそうな大きな存在のハイジですが、
スイス ザンクトガレン州はこのほど、
観光を促進することを目的とした新しいテーマパーク、
『アルプスの少女ハイジ』のテーマパークの建設計画を発表しました。
New Heidi theme park aims to boost tourism in St Gallen(The Local)
新しいテーマパークは、
ヴァレンゼーを見下ろすタンネンボーデンの上、
ザンクトガレン州のフルムザーベルク(Flumserberg)の
スキーリゾートに建設予定で、総額100億スイスフランをかけ、
2020年のオープンを目指しているとの事です。
現在のハイジの里はというと、グラウビュンデン州にある
マイエンフェルト(ハイジドルフ)がお馴染みです。
ハイジドルフでは、ハイジのおじいさんの家を再現した家の中に
ハイジとペーターの人形が飾られ、
アルプスの少女ハイジの物語で登場した
19世紀のスイスの生活風景が再現されています。
周りには上級者用と初級用のハイキングコースが設けられ、
初級コースでは、
ワインフィールドや牧草地帯を眺めながらハイジの里を歩いたり、
ハイジの泉の前で記念撮影をしたりと、
のどかな観光を楽しむ事ができます。
世界中からマイエンフェルトを訪れる観光客は、毎年約15万人。
ちなみに、マイエンフェルトのハイジドルフ、散歩道、
ハイジの家などにつきましては、
過去のブログ記事にて詳しく綴っています。
こちら のアーカイブよりご覧いただけます。
「アルプスの少女ハイジ」
フルムザーベルクに予定の新しいテーマパークは、
ハイジドルフからは、約30キロ離れた場所に建設予定との事。
ザンクトガレン州では近年、訪れる観光客や宿泊者が激減しており、
この新しいテーマパークが作られる事によって、
観光業界の活性化と、経済の促進を高める事に期待を抱いているのだそうです。
既存のハイジドルフと競争する意味ではなく、
マイエンフェルト(グラウビュンデン州)と
フルムザーベルク(ザンクトガレン州)の双方で、
共に観光を盛り上げて行こう! という事が目的だと言います。
新しいテーマパークの建設により、
将来的には、年間20万人の観光客をこの地方へと
呼び寄せる目標で、マイエンフェルトと合わせて今より約2倍のハイジ効果を見込んでいるのだとか。
様々なアトラクションが予定されているとの事なのですが、
さて、どんなテーマパークになるのか?
そして予定通り、2020年にオープン出来るのでしょうか?
これからも注目をしていきたいニュースです。
ブログランキングに参加しています。
「スイスの街角からを」応援して下さっている読者のみなさま、
ブログ継続の張り合いになります。大変お手数ですが、"1日1回"
応援の クリック を、どうぞよろしくお願い致します。
(いずれも別窓で開きます)
携帯電話、スマートフォンからご覧下さっている方は、
こちら ↓ をクリックして応援してくださいますと嬉しいです。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村