暖かかったり、肌寒かったり、
晴れたかと思えば、雨が降ったり止んだり。
なかなか本格的な春の到来とまではいかない3月初旬のスイス。
チューリッヒ地方の "雨→晴→雨" が続く不安定なお天気は、
来週の週明け頃まで続きそうです。
さて、いよいよ春の日本一時帰省の計画に身が入ってきました。
今年はスケジュールの関係で、
桜のシーズンは逃してしまいそうですが、
美しい新緑の日本各地を楽しめそうです。
今回の帰省では、国内の移動に使用する一つの手段として、
初めて Japan Rail Pass を購入してみました。
海外にお住まいのみなさまはご存知の方々も多いと思いますが、
「JAPAN RAIL PASS(ジャパン・レール・パス)」 とは、
JRグループ6社が共同して提供するパスで、
日本全国を鉄道で乗り放題で旅行して回れるというスグレモノ。
こちらが → ☆公式サイト☆
日本を訪れる外国人観光客のみならず、
海外在住の多くの日本人のみなさまも
ご利用されたご経験がおありの方々は多いと思います。
現時点(2017年・3月現在)での利用条件は以下の二つ。
a. その国に永住権をもっている場合
b. 日本国外に居住する外国人と結婚している場合
✳︎ b: ○ 外国人と結婚していること
○ 本人が日本国外に居住していること
○ 配偶者(外国人)が日本国外に居住していること
私は上記の "b" に該当し、
利用できる権利はずっとあったのですが、
今まで一度も利用した事がありませんでした。
機会がなかった大きな理由はというと、
東京から故郷の福岡へ戻る場合、いつも往復飛行機を利用している事。
JRを利用しての旅行となると、
特急で伊豆や熱海の温泉に行ったり、
新幹線(のぞみ)を使用しての京都往復などのみだった・・。
によるものです。
例えばグリーン車で東京ー京都を往復して、
都内近郊もJRでちょこちょこ移動すれば、
7日間¥38,880(グリーン)のパスのほぼ元は取れるものの、
2週間ほどの短い日本滞在が多い自分です。
福岡は別として、
京都だけしか遠距離での移動がない場合、
「のぞみ」を利用できないジャパン・レール・パスを利用するよりも、
東京ー京都の往復だけ「のぞみ」で普通にチケットを購入すればいいか・・。
というのが今までの気持ちで、
自分の日本滞在スタイルでは、
そこまで Japan Rail Pass の必要性を感じていませんでした。
しかし、今年からルールが変更となり、
ジャパン・レール・パスの使用は今後、日本を訪れる外国人だけが対象となり、
上記で挙げた利用条件の b. が、この先は利用できなくなるのだそうです。
スイスの場合、
1992年頃までにスイスに住まわれた方々に関しては、
当時は日本のパスポートを保持したまま、
スイスのパスポートが自動的に送られてきたという
今では考えられない時代もあったのだそうです。
その当時からスイス在住の方々(スイスのパスポートもお持ちの方)
は別枠として、
私のように国際結婚をした後も日本のパスポートだけを保持し、
海外在住の日本人(b.に該当)に関しては、
2017年3月末日までに発行した引換証で、
6月30日までに旅行を完了させる事で終了なのだそうです。
自分の場合、次の帰省が最初で最後のチャンス!と思い、
せっかくなので、思い出と記念の意味も込めて、
今回初めてパスを購入してみました。
ジャパン・レール・パスは現在、
各国に予約できるJRの提携エージェントがあり、
スイスも同じで、提携の旅行会社で購入ができます。
個人的にではありますが、チューリッヒ地区で、
いつも日本帰省の際にはジャパン・レール・パスを利用している
友人・知人たちにリサーチしてみました。
自分の知り合いの間では、誰に尋ねてみても、
レートが良い、手数料がかからない、仕事が早い! 絶対オススメ!!
という声が圧倒的に多かったのがスイスの旅行会社、
japan-ferien.ch GmbH さん。
という事で、友人たちの意見を参考に、
私は上記の旅行会社の、
Japan Rail Pass オンラインブッキングサイトで予約をしてみました。
余談ではありますが、
こちらは東日本大震災が発生した後、
北海道から九州まで、日本を歩いて縦断するという偉業を成し遂げた、
トーマス・コーラーさんが経営される旅行会社です。
当時は日本の新聞やメディアでも大きく取り上げられ、
ドキュメンタリー映画まで出来上がりましたので、
トーマスさんの事は、
スイスのみならず、日本でもご存知のみなさまは多いと思います。
ご興味がおありのみなさまは、
このブログの過去の記事でも取り上げております
復興を願い日本列島を北から南へ歩かれたスイス人トーマスさんが、
チューリッヒバザー会場にご登場!(2012年 3月12日)
オンラインで予約をしたのが今週の月曜日。
その日のうちに指定された口座へ料金を振り込み、
翌々日の水曜日の午前中には、
ジャパン・レール・パスの引換証が郵送にて自宅へ届きました!
ウワサ通り、おそるべし速さにビックリ!!
手元に届いたのは引換証なので、日本に到着後、
発券日より3ヶ月以内 にこれを、
実際に使用するパスに引き換えなければなりません。
いずれにしても自分の場合は、
6月中に使用し終えなければいけないので、本当にこれが最後です。
大の鉄道旅行好きの、
日本の鉄道事情にとても詳しい友人に相談をしたりしながら、
今回は、東京 → 京都 → 博多 というルートで帰ってみようかな?
とか、
飛行機でしか行った事のない金沢へ、
今度は新幹線に乗って出かけてみようかな?
などと、
現在、日本到着後の各地へのルートやスケジュールについて、
いろいろと構想を練っているところです。
次回の日本一時帰省では我ながら、
かなりフットワークが軽くなりそうな予感(笑)
海外在住で、ジャパン・レール・パスを使ってみようか?
とお考え中のみなさま、
日本人が使用できる期間はあとわずかです! どうぞお急ぎを。
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