
11月28日、チューリッヒ空港を飛び立った
スイスインターナショナルエアラインズの飛行機が、
エンジントラブルにより、
急遽空港へと引き返すトラブルが発生しました。
Swiss flight aborted after ‘explosion’ in engine(The Local)
この飛行機は乗客167人が搭乗していた
チューリッヒ発ウィーン行きのLX便。
離陸直後、飛行機の右側エンジンからの激しい騒音
を耳にした操縦士が決断し、
いち早くチューリッヒへと戻ったのだそうですが、
この操縦士によれば、
騒音は "爆発音" のように聴こえた・・。
と、報道機関に報告がされているのだそうです。

乗客乗員に怪我はなく、
一旦チューリッヒに引き返した乗客たちは、
別の機体に乗り換えて無事にウィーンまで辿り着いたとの事です。
大きな事故にならず、ホッとしたのですが、
一歩間違えば、大惨事に繋がりかねないこのニュース。
他国でも航空機事故が発生して、
サッカー選手を含む数十人の犠牲者が出ているだけに、
タイミング的にヒヤリとしてしまった航空トラブルです。
個人的には自分も大きく信頼している、
スイスインターナショナルエアラインズの機材と
優秀な操縦士たちですが、
コックピットのいち速い判断が正しかった事が
大事に至らずに済んだと言えそうです。
余談ではありますが、
エンジンの故障と聞くと、
思い出してしまう過去の自身の苦い体験が甦ります。
自分が20代の前半だった頃、友人と共に、
あるアメリカの航空会社(現在は合併され存在しない)
で日本からハワイに向かうため、飛行機に搭乗した時でした。
飛行機は地上を既に動き出し、空へと飛び立つため、
滑走路を進んでいました。
いつもより時間がかかっているような気がし、
今日は随分待たされるな・・
とのんきに構えていたところ、
「緊急事態が発生したため、飛行機はゲートへ戻ります」
との機内アナウンスが・・。
後から知ったのですが、まさに離陸直前で、
飛び立つスポットに到達していた飛行機の
エンジンから火が噴き出しているのを、
ちょうど近くで待機中だった別の航空会社のクルーがそれを発見し、
管制に報告をしたたため、幸いにも難を逃れる結果となった、
本気のヒヤリな体験がありました。
直後は結構大きなニュースとなり、
各テレビ局のニュースで自分が乗っていた飛行機のトラブルが報道されました。
実際に自分が乗っていた飛行機から
火が噴き上げているところをニュースの映像で目にすると、
大きなショックだった事を、今でもはっきりと覚えています。
当時の航空会社側(インタビューに答えた関係者)
からの発表では、
その航空機にはエンジンが3つ搭載されていたので、
もしも1つに問題があったとしても、
2つのエンジンで無事に飛行は続けられた。
というような内容で、
航空会社がひどくバッシングされていた事を思い出します。
実際に搭乗していた身としては、
そんな飛行機に乗ってハワイに行きたくない!!
後から考えてみると、
あのまま飛び立っていたら、どうなっていたのだろう?と考えると、
ゾッとします。
話題が大きく反れてしまいました。
話を元に戻し、
今回のLX便でのトラブルは、
何が原因で爆発音のような音がしたのか?
実際に片方のエンジンが破壊されていたのか?
エンジンが飛行中に本当に破損したのであれば、
離陸前の調整でなぜ不備が発見できなかったのだろう?
と、疑問を感じてしまうのですが、
トラブルの詳細については、現在調査中との事。
クリスマスも近づき旅行シーズンもやってくるこの季節。
乗客の不安を解消するためにも調査をして原因を突き止め、
最終的には、きちんと報告をしていただきたいと思います。
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