BlogPaint


英国に到着して3日目を迎えました。

昨日行われる予定だった義母の手術は結局は行われず、

今後行われるかどうかは

もうしばらく様子をみてからという事になりました。


義母の容態は非常に落ち着いており、

当初、英国の義理の妹(夫Bananaの妹)から知らせを

受けた際に聞いていた状況とは少々異なっていました。

よい意味で、

Bananaと共に少し拍子抜けをしてしまったというのが本音です。


自分の身なりが整っておらず、

「人にこんな顔を見せたくない」といいながら、

ベッドの上に座ってコンパクトを開け、

顔にパウダーを塗り、口紅をひき、自分の顔をチェックしながら、

Bananaとずっとおしゃべりを続ける義母の姿を目にして、

Bananaも小声で、

(義母にはわからないよう、日本語で)


「元気そうだよね・・。」


と私に耳打ち。


私は、


「そうよね、よかったね・・。」


と応えるのみ。


義母の容態は少なくとも、

私がスイスに来て1年経った頃のある日、

日本の母が倒れたとの知らせを受け、

最後を看取るために緊急帰国した際にICUで見た、

意識の全く無かった実の母の姿とはかけ離れていました。


義母はまず、救急救命に運ばれた後、

容態が安定したため、

待機ルームのような場所に移動させられたのだそうです。

私達が最初に駆けつけた際に会ったのはその場所でした。

そこで、専門の心臓外科のベッドが空くのを待ち、

昨日病院を訪れた際には、

心臓外科病棟へと移動していたところでした。


専門医のいる心臓外科での医師の所見は、

最初の救命での医師の診断とはまた違っており、

心臓にペースメーカーを入れるかどうかは、

義母の様子を数日みてから最終判断をするというものでした。

心臓外科医の診断によれば、

義母の心臓の不整脈と、心臓が一旦止まったり、

また元通り動き出したりの鼓動の問題は、

心臓そのものの機能ではなく、

心臓疾患の薬も含め、

高血圧を抑制する薬やら、その他いろいろ、

おそらく10種類以上もあるであろう、

それは様々な薬を処方されており、

毎日いろいろな薬を組み合わせて服用しているため、

その事がもしかすると、

心臓の機能に障害を与えている理由のひとつでは無いかと

考えられたようです。


そういった状況をみながら、

やはりペースメーカーを入れた方が良いと判断された場合、

手術を行うかもしれないとの事。

しかし、医師や看護師さんの話によれば、

ペースメーカーを入れる手術自体は難しい技術ではなく、

時間もさほどかからないそうで、

体力的に、それほど負担のかかる手術ではなさそうです。

意識はしっかり、食欲もそこそこあり、

何よりも、心臓の専門医がすぐに駆けつけられ、

専門の看護師さんたちがいる治療室で、

終始モニターを監視されながら、

手厚いケアを受けられる場所にいる事に、

一番安堵しているBananaと私です。


ここ数日の流れで、精神的に少しホッとしたのも束の間、

今度はまさかの事態が勃発。

義理の妹とBananaの間に確執のようなものが生じ、

兄と妹の関係が何やらおかしな事になってきています。

妹は、私達が到着して以来、一度も病院に姿を現していません。


今度は違った意味で、心の中がざわついてしまう私。

考えてみると、

先週の真ん中あたりから始まった偏頭痛が、

もう1週間も経つと言うのに全く治まりません。

自分の体調もちょっとキツくなってきてしまいました。

風邪など引いたりせぬよう、

自分自身もBananaも体調を崩さないよう、

気をつけなければなりません。


今日は束の間のひと時、自分だけの時間をもらえて、

しばし、「はあーっっ」とため息。


それにしても、人生って、本当にいろいろとありますよね・・。


ブログランキングに参加しています。
「スイスの街角からを」応援して下さっている読者のみなさま、
ブログ継続の張り合いになります。大変お手数ですが、"1日1回"
応援の クリック を、どうぞよろしくお願い致します。
(いずれも別窓で開きます)



にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ
 
携帯電話、スマートフォンからご覧下さっている方は、
こちら ↓ をクリックして応援してくださいますと嬉しいです


人気ブログランキングへ

にほんブログ村