
(写真は TagesAnzeiger より)
スイスショックから早1週間が経過しましたが、
いまだにスイスの人々の心は揺れに揺れているようです。
まずは人々が走った
「スイスフランをユーロに換金」
という最初のリアクションはこのブログでもお伝えしましたが、
スイスの各紙によれば、
同時にスイスとの陸続きの国境を超えて、
他国へ日用品のショッピングに出かける人たちのラッシュで、
各地への電車はスゴイ事になっているようです。
Das böse Tram nach Deutschland(TagesAnzeiger)
私の住むチューリッヒ州やその周辺では、
国境を越えて買い物というと、
ドイツへ日帰りショッピングに出かける人たちが多く、
国境の町のひとつであるコンスタンツ(ドイツ)への電車は、
週末を中心に大混雑!!
先週末にはチューリッヒ中央駅(HB)から出発する
コンスタンツ方面への電車は臨時便が出されて運行されるほどの
混み合いだったのだそうです。
ちなみに本日(金曜日)のチューリッヒHBから
コンスタンツへの電車の空き状況を確認してみると、
やはり今週も朝から込んでいます。
きっと土曜日は、更に多くの乗客で賑わうのだと思います。
私はスイスでの最初の2年間は、
ドイツとフランスの国境に面した町、バーゼルに住んでいたため、
当時は我が家もスイスとフランとの国境の、
サンルイという町に時々車で買い出しに出かけていました。
バーゼルからのフランスへの国境というと、
空港の名前にも付いている "ミュルーズ" がまず連想されますが、
サンルイはミュルーズよりも近く、
当時住んでいた市内の自宅から、車だと30分ほどのドライブであったため、
そちらに出かけていました。
特にユーロ安ではありませんでしたが、
それでもフランスのお店で買う方が品々はスイスよりもずっと安く、
その頃はスイスと比べると品揃えも豊富で
(↑ これに関しては、スイスも過去10年で随分と変化しており、
外国からの輸入製品も目立つようになりました)
週末に出かける日用品や食料を仕入れるには、
サンルイの郊外にある大型スーパーで十分でした。
時にはドイツとの国境を越え、
ラインフェルデンまで出かけて買い物をしたり、
食事をしに出かけたりもしました。
(注:ラインフェルデンは、スイス側とドイツ側に同じ名前の町があり、
双方の町を隔てる橋(ライン川)に国境があります)
当時、地元の人々のバーゼルから国境を超えての買い出しは、
フランス派とドイツ派に大きく分かれていたように記憶しており、
一部の、
「なぜ、外国へお金を落とす必要がある?
スイス国内でスイスのものを買い、スイス経済を潤すべき!」
という強い考えの、
絶対スイス派(← 特にご年配の方々に多かった)もいました。
もちろん我が家のように、絶対どちらとは決めず、
ものに応じて、フレキシブルに買い物をしていた人もいます。
バーゼルといえば、昨年12月には、
市内からのトラム(路面電車)の8番が、
ドイツ側の「Weil am Rhein(ヴァイル・アム・ライン)」駅まで延長され、
更にドイツの町への行き来が便利になったそうです。

そのバーゼルからの8番トラム〈冒頭の写真〉も、
先週末は臨時でのエキストラ便が運行され、超混みであったのだそう!
週末の、まさに "ショッピング・トレイン" と化した、
国境を越える電車やトラム・・。
実際に住んでいる身の周りの状況を、
自分の日常生活の視点で観察していると、
この混雑、もうしばらく続きそうな予感です。
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