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スイスの風景 に参加中!

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先週末にスイスから日帰りで訪れたドイツでの出来事です。

夫 Banana が今年も、

友人の主催するゴルフトーナメントに参加するとの事で、

ゴルフをたしなまない私は

夫たちのゴルフ終了後に開催されるキャプテンズ・ディナー招待され、

出かけて来ました。


(キャプテンズ・ディナー にご興味のおありのみなさまは、

昨年の記事、

ここはヨーロッパだと感じた、ゴルフ場のキャプテンズ・ディナーへのご招待

をご覧下さいませ。)


当然ながら夫はゴルフのプレーをするため

早朝にチューリッヒ郊外の自宅を車で出発。

私はそんなに朝早くから一緒に出かけても仕方がないため、

今回は夕方前に、列車とバスを乗り継いでドイツへと向かいました。


場所はバーゼルとの国境に位置するドイツの町、カンダーン(Kandern) 。

いつものように自宅からチューリッヒ中央駅まで出て、

インターレギョ(IR)と呼ばれる特急列車でまずはバーゼルへ。

バーゼルSBB の前からトラムで、

通称『バーゼルのドイツ駅』と呼ばれるドイツとの国境の駅、

バーゼル バディッシャー バンホフ(Basel Badischer Bahnhof)へと向かい、

そこからはドイツ行きのバスに乗車しました。


昨年は夫の車に同乗して、一緒にカンダーンへと向かったため、

この場所から一人でバスに乗って
ドイツへ向かうのは初めての体験です。


 "バーゼル バディッシャー バンホフ"  の駅前。

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ドイツ行きバスと言ってもそれは、国境の町や村を通る路線バスで、

ハイウェィを通る大型バスではありません。

スイスとドイツの両国間は  シェンゲン協定 で結ばれているため、

国境を越える際もバスに乗車したままパスポートチェックはありませんが、

(私は日本人なので)

パスポートとスイスの滞在許可証は念のため、もちろん携帯です。


バスは駅前から1時間に1本の割合で出ており、

乗り場も確認し問題なく乗車。

カンダーンは終点の駅で、約45分ほどの距離。

バスの見た目も内装も、一見スイスの路線バスに良く似ており、

清潔で快適な様子・・。


ところが、このバスが凄かった!!


バーセル市内を普通のスピードでしばらく走り、

その後国境を越え、いつもながら感じる事、

国境を越えたとたんに町の雰囲気も随分と大きく変わるものだなー。

などと思いながら、最初は車窓から移り行く景色を楽しんでいたのですが、

乗車して15分程を過ぎると、

それまでは大型スーパーやお店の並ぶドイツの町並の景色は

町から田舎の農村への風景へと変わり、

その後しばらくすると、

村の景色から平原のような田園風景に変わり、

普段スイスで乗り馴れている路線バスのスピードで運行していたバスは

その後突如!? 加速。


バスは平原を抜け、更には森の景色のような、

両側が緑の林に包まれた中を抜け、

ここは高速道路か?? 

と思うくらい、信じられないくらいのスピードで走ります。

ハイウェイバスではないので、座席にはシートベルトは無いのですが、

シートベルトをしていなければ恐ろしと感じる程の速さでした。


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しかもこのドイツのバスがスイスの路線バスと大きく異なる点は、

次の停車駅のアナウンスも駅名や路線図の電光表示も全く無い事。

乗車している人たちのほとんどは地域住民であるらしく、


"大体この辺りに来たら、

降りる駅を知らせるための停車ボタンを押さなければならない・・。"


という事をどうやらみんな心得ているようで問題はなさそうなものの、

初めて乗車する私にしてみれば、

100キロ近く出ているのではないかとも思える程、

ビュンビュンとばす超ハイスピードの恐怖と共に、


「一体今、どこを走っているのだろう?」


などと感じてしまい、何度も iphone をチェックしつつも、

ドイツの国境を越えてしばらくするとスイスの電波も途切れ、

とても不安な45分間。


しかも田舎に差し掛かった辺りから、

隣りのバス停までかなりの距離が離れており、

次の駅までの距離が遠い!

一駅乗り越したから、

歩いて前の駅まで戻るなんて事はかなり大変そうです。


幸いにも私の降りる駅は終点であったため、

大きな問題は起こらずに済んだものの、

もしもそれが途中駅で下車する必要があったならば、

その場合はあらかじめ運転手さんに、

降りる駅が近づいたら教えていただけるよう、

乗車した際に伝えておく必要があるのですが、

乗った時点(運転手さんも乗客と話ができる時点)では、

バスの中がまさかこんなコトになるとは夢にも思わなかったので、

完全にアウトであった可能性も!?


もちろんドイツ国内を走っているバスが

すべてこんな状況であるとは思わず、私の利用した路線は郊外を走ったため、

たまたまだったのかもしれないのですが・・。


久々に思いもかけないカルチャーショックに

(この場合、 ↑  スイスとドイツの!)驚いた週末でしたが、

何とか無事にカンダーンへ到着。


駅はまるで、古い映画のワンシーンに登場しそうな可愛い建物。

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カンダーンの鉄道駅は現在、通常利用には使用されておらず、

貨物や、

シーズンにより観光用の蒸気機関車が運行されているのだとの事。


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終点まで乗車していたのは地元の人らしきカップルと私だけ。


スイスの路線バスの場合通常、

『次に駅が終点です。速やかに下車して下さい。』

と、自動アナウンスか、

または運転手さんがそれを告げるのですが、

そのバスの中では最後まで停車駅の案内が無かったため、

目的地らしき場所に到着した際には思わず運転手さんに、


「ここは終点ですか? ここがカンダーンの駅なんですか??」


と尋ねてしまいました。(苦笑)



その場でしばらく待っていると、

迎えである夫 Banana の車が到着し、

何とな事無きを得て無事にゴルフ場にたどり着き、一安心。


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後にバスの中での事の一件を私から聞いた夫は吹き出しながらも、


「ドイツのバスは郊外へ出ると、すごく飛ばすんだよねー!」


との事。


過去バーゼルにも3年近く住んでいたというのに、

バスでドイツへの国境を越えたのは初めて・・。


そこにも、

私のまだまだ知らない日常生活の風景がたくさんありました。



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