10月に行われる総選挙が近づき、
スイスの各政党はそれぞれのイニシアティブを発表。
外国人の私からすると気になる、
保守右派政党の国民党(SVP/UDC)(簡単に言えば、外国人排斥派)
のスイス国民党の動きも活発になってきました。
先日チューリッヒの駅で見かけたこのポスターは、
残念ながら、「またか・・・。」と感じる内容です。
画面の切り替わるパネル広告に、
銀行や保険会社の普通の広告と一緒に流れているのも、何だかすごい。
これらは共にスイスの移民受け入れ政策に反対する内容で、
"Einwanderung" はドイツ語で移民(する事)
従い 「Masseneinwanderung stoppen」 は、
これ以上の各国からの 移民を許可する事に反対する
といった意味合いだと思います。
移民救済のためなぜ(無駄な)お金を使うのか?
生活保護、社会扶助の法律(Sozialhilfegesetz) に
「ノー」 といった意味のようです。
先日盛大にお祝いされた8月1日の建国記念日は、
総選挙前の時期と重なり、スイス各地で各政党の演説が開催されました。
ちなみにこちらは建国記念日の数日前に
我が家の自宅のポストに入っていたも案内書。
中を開いてみると、上記のポスターと同じ絵があり、
Liebe Schweizerinnen und Scweizer,
「親愛なるスイス国民のみなさま
(直訳すると "スイス人の女性と男性")」すなわち、
『外国人ではない、純スイス人のみなさまへ』
(と、私は解釈しました)書き出されており、通常の書き出しの、
"Liebe Damen und Herren"
(= 英語の "Laadies and Gentleman") ではなく、
「スイスの〜」と特定されているところが印象的。
イニシアティブに対しての国民投票の権利があるのは、
スイス人(または婚姻関係などにより、スイス国籍を保持している人)
だけなので、当然といえば当然なのでしょうが・・・。
夫の名字は英国ではよくある典型的なイギリスの名字で、
なぜ我が家にこの紙を入れるのか? とも感じてしまうのですが、
これを配る担当の人はそんな事も考えず、一括して配っているのでしょう。
とはいえ、
こんな似たようなポスターは日常茶飯事となっている今日この頃、
7年前にスイスに来て初めて、
"白い羊が黒い羊を蹴飛ばしている、あのポスター" を目にした時程の
驚きは感じなくなっている自分がいます。
外国人は外国人なりに、スイスの良い部分もそうでない部分も受け入れれば、
この国での海外生活は意外と快適に感じる8年目。
ストレスをためずに生活をする事が、長続きのヒケツなのかもしれません。
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最近は主人に聞いたのですが「市民権」を持ってないと働けない!「市民権」を持っていても「ネイティブ」なアメリカンじゃないと嫌な顔をされることがあるとか。。。
ネイティブかネイティブじゃないか?どう判断するのかは。。。「言葉」!英語を話しても「日本語訛りの英語」だと「あっ!移民だ!」と分かります。
「子供達にはネイティブな英語を話してほしいから日本語は覚えなくて良い!」と言うのですが、子供達はここにいると本当にアッと言う間に日本語が消えてしまうので。。。難しい判断です。