ブログネタ
海外生活 に参加中!

スイス国内はもとよりヨーロッパ諸国では、

福島第一原発の放射能漏れ事故の影響により、

原発問題は大きく揺れています。

そんな中、先日とても気になる記事を読みました。


国境のスイス2州がフランス原発停止要求
(毎日新聞)

(↑ 上記現在はリンク切れとなっているため、リンクは解除致しました。)


フランスとの国境に位置するスイス州、

バーゼルとジュラ(ユラ)の2州は
福島第1原発事故を受けて、

フランス仏アルザス地方の同国で最も古い

"フッセンハイム原発" の運転を一時停止するよう要求した・・。


記事の内容は短く、

もしもこの記事をご覧になられた方がいらしても、

中には何気に読み流された方もいらっしゃったかもしれません。

けれでもこの記事は、私にとっては全く人ごととは思えない、

とても恐怖を感じるものでした。


と申しますのは、

スイス国内でも同様に国民は原発に対し、大きな不安を抱えているからです。



スイスの原発問題に大きな論争 (Swissinfo 日本語)


このブログを以前からご購読下さっている方々はご存知の通り、

私は約8年前にスイスにやって来た際、

最初の2年半をバーゼルで過ごしました。

上記のフランス側の原発とは、約40キロ程しか離れていない場所です。



スイスは消費エネルギーの40%を原子力に頼る国、

そしてここは地震の少ない国ではありますが、

全く地震が発生しない訳ではありません。

私が以前住んでいたバーゼルはスイスでは珍しく、

地震が起きる可能性のあるプレート上に位置しています。


実はいまだに忘れもしない記憶。

2004年の春、

夫の本社への赴任により東京からスイスに到着し、

まだ正式に住む場所が決定する前に勤務先の提供する

アパートメントの一室(臨時の借り上げ社宅のような部屋)

に落ち着いて数日が過ぎた頃、夫と共にソファに腰掛けていたところ、

"ドーン" と大きな音がして、

飾り棚にあった食器や装飾品が大きく揺れました。

後から知るところによるとそれは、スイスでは珍しい結構大きめの地震で、

バーゼル近郊が震源地だったのだそうです。


その時はあまりの音の大きさと、"ドドドーッ" という揺れに、

最初は近くに小型飛行機でも墜落したのだろうか?

スイスの軍隊が特別訓練でも行い始めたのだろうか??

(その当時はまだ、スイスの軍隊に関し正しい知識が無かったため)

と思った事を記憶しています。

国際的なニュースにはならなかった程度ですから、

震度にすればさほどの大きな地震ではなかったのでしょう。

みなさまが今回、日本でご体験された大地震や余震に比べれば、

比較にならない程小規模であったのだとは思います。


ただ当時の私は、

生まれ故郷の福岡では体感できるほどの地震は

ほとんど経験した事がありませんでしたし、

大学へ進学しその後就職をして第2の故郷となった東京では、

船に揺られているようなゆっくりと横揺れする地震しか

(その当時は)感じた事が無かったため、

その時感じたものは地震であるとは思いもよらなかったのです。

地震の少ないスイスでは、当時の地震は人々の記憶の中にも残っており、

チューリッヒに転居して来た後も、


「バーゼルの地震の際は、既にスイスにいたのよね?」


と、尋ねられる事も。

震源地はバーゼルだったものの、

多地域でも広範囲で揺れたのだそうです。


スイスはちょうど日本の「九州」程のサイズの小さな国です。

この国では現在、5基の原発が稼働しています。

こんな小さな国ではそのどれに異常がきたしても、

災害のリスクは大きく不安です。


107534885-29744824


もくもくと立ち上る

スイスの原子力発電所の煙









今思えば、

あの時の地震がもっと巨大なもので、

「もしも原発に影響があったとすると・・・」

と、考えるだけで本当に恐ろしくなります。


先週は所用でチューリッヒからバーゼルまで列車で出かけたのですが、

双方のちょうど中間地点から少々バーゼル寄りの場所でも

別の原子力発電所があり、

大きな煙突からもくもくと煙が立ち上がっているのを車窓から見ました。

今回の福島の原発の問題が発生するまでは、

今までそこを通過する際には特に強い意識もなく、

注意して外を眺める事は無かったのですが、

自分の中でも原発への意識が高まっている事を感じた瞬間でした。


スイスの5基の原発はすべて、近年中に稼働が終了するそうですが、

新しい原発の建設が計画中。

原子力エネルギーを廃止するためには、

4割を占める総需要電力量のうち、

他のエネルギーを確保しなければならなず、

隣国には頼りたくはないスイスの課題は、とてつもなく大きなもののようです。




人気ブログランキングへ


にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ

ブログランキングに参加しています。
大変お手数ですが、上の応援の クリック を、
どうぞよろしくお願い致します。



携帯電話からご覧下さっている方は、
こちら ↓ をクリックして応援してくださいますと嬉しいです


人気ブログランキングへ

にほんブログ村