今回の東北地方太平洋沖地震に関するニュースを海外で、
または日本国内で海外メディアの映像と、
日本のニュースの映像を両方比べてご覧になられている方は、
日本のメディアのあり方に疑問を抱かれている方も
少なくはないのではないでしょうか・・・。
もしも私が被災者のひとりであったならば、
ようやく開放された公共の電話で、
家族や友人に自分の消息や無事を、
または家族の消息についてその逆の報告を涙を流しながら
伝える姿をアップで全国ネットで(世界中に)
放送して欲しくはありません。
英国はもちろんスイスでも、
このような映像はプライバシーの侵害となるため、
ニュースでは流れません。
また実際に避難所で生活をされている方が、
数日振りの電気の復旧により、
ご自分の避難されているその場所の様子が
テレビの画像に映し出されたのを観て、
現場で起こっている事実が全く報道されていない事に、
愕然とされた・・・いう話もうかがいました。
安否がいまだご不明のままの方々も多い中、
視聴者が観たいのは、
弱り果てて痛々しい人々の姿ではなく、
避難所でご無事に避難をされている生存者の方々の
お名前や元気なお姿なのではないかと思うのですが・・・。
Twitter上では他の国々にお住まいの方々や、
日本に住んでいらっしゃる方々でさえ、
頻繁に同じような事を伝えておられるので、
そう感じているのは海外の私だけでもないようです。

画像は災害現場の
救助活動にあたる、
英国救援チーム
(BBC より)
海外のニュース、
例えば我が家の場合は(日本のNHKと)
英国のBBCを中心にアメリカのCNNなども視聴していますが、
これらでは、災害現場で救出作業を行う救助隊の様子や、
福島の原発の爆発の瞬間、
アナウンサーが一瞬、言葉を失いそうになる映像なども
克明に映し出されています。
この辺のところがなぜ日本とは異なるのかと
ある意味不思議にも感じていたのですが、
日本ではそれらが ”放送コード" に引っかかってしまうため、
踏み込んだ現場の実状が報道できない事も多いのだという事を
はじめて知りました。
確かに観ている人にあまりのショックを与えすぎないように
と配慮されての事だとは思うのですが、
報道の仕方にも国よってこんなにも異なるのか
と、正直なところ驚きました。
数日前に Twitter で複数の方々が紹介されていた
俳優の辰巳琢郎さんのブログ、
辰巳琢郎オフィシャルブログ「道草日記」
には放送コードの件を含め現状が克明に綴られており、
一読の価値に値するものだと感じます。
辰巳さんに宛ててそれを書かれた方が
「たくさんの人に伝えて下さい。」
と、悲痛の思いを綴られておられますので、
この場でもご紹介させていただきます。
その記事のタイトルは、
「地獄・・・」
辰巳さんのおっしゃるように、
本当に日本の勇気と良識が試されているのであれば、
日本は国民が一致団結して助け合い、
世界大戦後の復興のごとく、
きっと必ず国を再建してくれるものだと私は信じています。


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