スイスでは、ひとりひとりの一般市民が環境問題に真剣に取り組み、

実際に身近なところからそれに携わっている事は

以前からこのブログでもご紹介しておりましたが、


「スイス、ここまでやるのかー!!」

と感じたのが、湖を掃除するダイバーたちのニュース。

(swissinfo 英語版 1/27 現在日本語版無しを参考にさせていただきました。)

Diving for clean and rivers



スイスにはブラスバンドの演奏やツーリングなどの趣味をはじめ、

環境保護団体まで、それは多くの団体や協会があり、

それぞれが独自のスタイルで活動を行っており、その中には、

The Swiss Association of Environmental and Trash Divers

通称:”SAET” (直訳すると、スイス環境ゴミ処理ダイバース協会)

という協会が存在します。

彼らは湖へ潜り、水の中に沈んだゴミを収集し、

スイスの湖や河川の美化と環境保護に努めているのです。


そもそもの事の発端は、

昨年(その時は趣味として)湖にダイビングに来ていた17人の

男性たちがその湖底に沈む「ゴミ」、

それも多くは粗大ゴミにとても驚いたからなのだそうです。


その時彼らが湖の中で見たものは、

自転車やそのタイヤ、車のタイヤ、トラクターに冷蔵庫、

庭用のベンチからドラム缶まで!

道路にはゴミひとつ落ちていない美しいスイスの街、

美しい自然と環境の保護には誰もが努めていると信じていたはずなのに、

自然保護への責任に欠如している人々が存在する事、

そして湖の中の状況に大変なショックを受けた!


と語るのは「SAET」の代表者である

トマス・ニーデラー氏(Thomas Niederer)。

P7090389


(こんな美しい湖の中にそんな粗大ゴミが沈んでいようとは・・・。

ちなみに上記写真はイメージで、

今回のニュースの記事でゴミが拾われたのは

 "チューリッヒ湖" ではありません。




彼がダイビングを始めたのは、

ギリシアでダイビングの初心者コースを受講した2008年から。

仕事をしていない時は水の中に潜る事に熱中する彼
にとって

ダイビングは趣味以上のもの。


そしてダイビングはリラックスできる彼の大切な時間。

けれでも湖の中でひしめくゴミを目にして以来、

もはや水の中でリラックスはできず、

どうしてもそれに目をつぶる事の出来ない彼は、

実際に水の中に潜り、仲間たちとゴミ拾いを始めました。


彼らはこれを「プロジェクト」と呼んでいます。


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湖の中のゴミを

ダイバーたちが

拾い集めます!




スイスには ”約1500" もの湖があるのですが、

ニーデラー氏は、

これはまだ始まりで、20人未満のボランティア仲間たちの協力で、

各地の湖をきれいに保つことができると考えているそうですが、

またその反面、

ボランティアの数は数百名に増えてゆくだろうという

今後の可能性
にも期待しているとの事。



自然環境に強い関心を注ぎ、自然保護に力をそそいで

美しい自然と美を保つ事を常に誇りに思っているスイス人。

「湖底のゴミ拾いプロジェクト」はまだ始まったばかりで、

彼らの考える通り、

ボランティアの数は更に拡大してゆくような気がします。


7年前にスイスに住み始めた当初、

周りのスイス人たち(ここで意味するのは ”スイス・ドイツ語圏” に住む人々)

のその徹底振りに、最初は少々戸惑いを感じた事も事実なのですが、

そのシステムにも数ヶ月ですっかりと慣れ、

今では日々の当たり前の生活で身近なところから、

実は自分自身も環境保護に携わっている、スイスの住民のひとりです!



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