オーストリアの旅行記事掲載の途中ですが、

本日スイスで行われたイニシアティブ(国民投票)の

結果で出ましたので、お伝え致します!


これは以前にブログにもアップいたしました、

これも現実、スイスでの海外生活

に関連する話題です。


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本日(スイス時間11月28日)、

スイスにて、外国人犯罪者の国外追放が問われる

国民投票(イニシアティブ)が行われました。

この投票は外国人が罪を犯した場合、

犯罪者は例外なく自動的に国外追放されるのか、

それとも犯罪の程度によって国外追放が決定されるのか

をスイス国民が判断する、とても重要な投票でした。


結果は国民の52.9パーセント、

そして26州(カントン)のうち18州が外国人犯罪者追放の

イニシアティブに賛成し、発議は可決されました。


スイスには現在170万人の外国人が住み、

その人数はスイス全人口約750万人の21.7%に

当たると言われています。。


スイスではもともと、

スペイン、イタリア、ポルトガルからなどから、

建設、工事、ホテル業界への従事者など、

多くの外国人労働者を受け入れてきました。

こうした海外からの労働者がスイスの経済発展に貢献した

役割は大きい事は誰もが知る事実です。


ですがここ数年、旧ユーゴスラビアや、

シェンゲン協定で結ばれている東欧諸国、

更にトルコなどからの移民の増加により、

外国人による犯罪が増加している事も事実。

2009年9月に発表された連邦統計局の調査では、

現在スイス全土の刑務所には

6000人以上の囚人が収容されており、

そのうちの70.2%に当たる4272人が外国人で、

全ての刑務所で収容定員をオーバーしているのだそうです。

 

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刑務所には、

70パーセント以上の

外国人が収容されています

 

 

 


このような社会的背景を受け、右翼派の国民党が、

外国人犯罪者の国外追放を強化するイニシアチブ(国民発議)を

提出したのです。

 

この発議が可決された事により、

殺人や強盗など深刻な犯罪を外国人が犯した場合、

即刻彼らは母国に強制送還される事になりました。

 

ちなみに、

両親が移民としてスイスに移り住んでいた場合など、

その子供は 「生まれも育ちもスイス」 で有る場合でも、

スイスの国籍は自動的に取得されていないので、

本人、またはその親が重度の犯罪を犯してしまった場合、

(その子供にとっては)見ず知らずの

言葉も通じない可能性でもある、

両親の国へと強制送還されてしまう可能性もあるという

事なのだそうです。

もちろん犯罪を犯さなければよいに越した事はないのですが・・。


このニュースはスイス国内のみに限らず、

本日の英国BBCのニュースでも、

可決と同時に大きく取り上げられていました。

 


昨年のミナレット(イスラム教礼拝所の塔)の

建設禁止が国民投票で承認された際の

国民投票を主導したのも

外国人排外主義派である、この国民党

今回の国民投票はスイスで外国人として暮らす自分にとっても

全く無縁な話ではなく、

国民党が更に勢力を増す事は、

犯罪とは無縁でまじめに生活をしている

私達のような外国人にとっても、

時として風あたりを強く感じてしまう事はいなめません。


今回の投票は人権問題にまで発展してしまう懸念もあり、

大きく物議を唱えそうなスイスの国民投票の結果でした。




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