こちらはイタリア・シチリア島にある、

かつてギリシアが
この地区を統治していた時代の夢の跡、

世界遺産「アグリジェントの遺跡」です。


この遺跡群は1997年に

ユネスコの世界文化遺産として指定された遺跡で、

アグリジェントの町とは反対側の、

海を見下ろす小高い丘の上に、

ドーリア式の大遺跡群はあります。

ドーリア式



別名「神殿の谷」と呼ばれるこの遺跡群は、

周囲数キロに渡り広がっています。


私たちが宿泊したシチリア島のホテルから遺跡までは、

車で約1時間のドライブ。

遺跡群の入り口に到着すると、まず目に入るのが、

ジュノーネ・ラチニア神殿 (Tempio di Giunone Latinia) 

[ジュノーネ =
ヘラ は ”ギリシア神話の女神” で、

ヘラ・ラチニア神殿(Tempio di Era Latinia)
と呼ばれる事もあるそうです。]



駐車場を降りて入場券(大人10ユーロ・2010年9月現在)

を購入し、順路に沿って階段を登ると、

この大きなギリシアの遺跡が目の前に飛び込んできます。

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ジュノーネ・ラチニア神殿(ヘラ・ラチニア神殿)は、

紀元前460年頃の建造。

紀元前ですよー!!

外部と内部はロープで仕切られており、

中を見学する事はできません。



写真の右手、丘の上に広がるのがアグリジェントの町です。

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見事なドーリア式の柱。

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神殿からの海の見晴らしは絶景!

古代ギリシア人も、

この上から、美しい地中海を見下ろしていたのでしょう。

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遠く(右手)に

見えるのが、

アグリジェントの

遺跡群の中でも

最も保存状態のよい

コンコルディア神殿







ゆっくりと坂道を下り、コンコルディア神殿へ。

途中、道の端々には奇岩が並んでいます。

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ちょっと黄色味がかったこの岩、

とても興味深いのは、

かつて数千年前には海に有った岩のようで、

ところどころに化石が刻まれていました!



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遂に到着、

これが、コンコルディア神殿(Tempio della Concordia)です。


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この神殿は34本の柱が並ぶ、ドーリア式の神殿で、

現存するドーリア式の神殿の中では、

”世界で一番保存の状態がよい神殿” なのだそうで、

この見事な神殿が建築されたのは、

紀元前460〜440年頃というから驚きです。


見事な柱が、とてもよい保存状態で残っています。

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コンコルディア神殿は内部も見学をする事ができました。


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神殿内部も、比較的よい保存状態。


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この神殿からも、アグリジェントの町が見渡せます。

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こちらが

側面からの様子












真横から見ると、意外にもかつての神殿内部の様子が

イメージできるようです。

P9132570


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そしてこちらが

背後です











コンコルディア神殿から数キロ先に下った場所には、

ヘラクレス神殿(Tempio di Heracle)があります。

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こちらは紀元前520年頃の建造で、

アグリジェントの神殿の中で最古のものだそうです。すごい!

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数々の古代の遺跡はしばしの間、

それはそれは遠ーい昔、


ギリシアがかつて、この島を統治していた頃のいにしえの姿を、

ロマンとともに思い浮かばせます。

まるでタイムスリップをしたかのような、

イタリア・シチリア島、

世界遺産「アグリジェント」の遺跡の見学でした。


本日の記事は、

イタリア・シチリア島旅行 2010
  の関連記事でした。




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