先日よりお伝えして参りましたスイスのビザについて、


スイス「ビザ」のからくり 3.

からの続き (完結編) です。

SWITZLND[1]


我が家の夫は昨年、

「C パーミット」 を取得したところまでは

前回お伝えしておりましたが、

その後のスイスでの生活においての、

最大の変化が 『税金の支払い方法』 でした。


スイス国外でこのブログを読んで下さっている方は

驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、

スイスは各州 (カントン) により、

税金の支払う “税率” が異なります。


ここでスイスの税金について少し触れますと、

ちなみに私達夫婦も以前に住んでいた、

バーゼル州は、“スイスで一番税率の高い州” でした。

バーゼルは、

Stadt Basel (バーゼル市) と、

Kanton Basel (バーゼル郡)
に分かれており、

上記にあげた “税率が高い” のは、

“Stadt Basel (バーゼル市)の方” です。


私達が現在住んでいるチューリッヒ州は、

バーゼル州に比べると税率は低いのですが、

全体的な物価や住居費は

都会であるチューリッヒの方が圧倒的に高いので、

実際に両方に住んでみた感想では、

さほど税金の安い州に住んでいるという印象ではありません。


ちなみにチューリッヒ周辺の州ですと、

我が家のある場所とチューリッヒ湖を挟んで

湖の対岸にある州、 カントン シュビーツ (対岸は別の州) や、

バーゼルとチューリッヒの間にある、

カントン アーガウは更に税率が低いのだそうです。


またスイスの税金は、

個人の所得により、税率も変化します。


私達夫婦がバーゼル州に住んでいた頃

(=夫婦共々 Bパーミットを所持していた頃) は、

1年間の税金すべてを一括して支払わねばなりませんでした。

これはC パーミットを取得するまで、毎年続きました。

スイスに住んで最初の年は、

年度の途中で日本からスイスに転居したため、

最初の1年間は税金を支払い過ぎていました。

(これは、後日調整を行うからとの夫の勤務先からの指示で

選択肢は無く、
まずは1年分の税金を一旦全額

支払わねばなりませんでした。)


スイスという国はやはり不思議な国で、

支払う時は期日をきっちりと決められ、

即刻全額を支払わねばならないのですが、

支払い過ぎた分の税金調整が行われ、

払いすぎた分を返金してもらうとなると、

これがなかなか返ってきません。

夫の同僚や親しいスイス人に確認したところ、

支払い過ぎた分の調整には

1年ほどかかる事も当たり前なのだそう。

1年が経過した頃、一向に返金の兆しが無かったため、

何度か問い合わせてみたのですが、

「順番に処理中」 というあやふやな答えが返ってくるだけで、

結局スイス生活初年度に

支払い過ぎた税金の払い戻しがされたのは、

なんと、1年と8ヶ月後でした。


スイス生活2年目からは、

1年間の税金を一括して支払うだけで済んだのですが、

考えてみると2年目は、

前年度に支払い過ぎて返金がまだの分と、

その年の1年分の全額を支払ったので、

税金だけでかなり高額な支出でした。


その後、昨年、

世帯主である夫が C パーミットを取得したため、

それ以降、税金はスイス人同様、

月々に支払う方式に変わりました。

これが夫が C パーミット を取得した後の最大の変化です。

ようやく外国人である私達夫婦も、

「スイスという国から信頼されたのだ」

というのが正直な感想です。


移民のみならず、

富裕層も含め多くの外国人が多く住むスイスは
現在、

変化しつつはありますが、

以前夫が日本で私と出会う前に

スイスに住んでいた頃 (15年程前までは)

この C パーミット を所持していなくては、

外国人がスイスに持ち家(アパートメントを含む)を

購入する事は一般の法律上は
許されず、

銀行のローンは組めなかったのだそうです。

(億万長者と呼ばれる高額納税者は例外。)


現在は C パーミットを持っていないと

家を購入できないという法律やルールは無いようですが、

やはり C パーミットを所持している事で、

相手側からの信頼度が高くなる事は事実。


当時の夫は、スイスに住んで4年と数ヶ月。

あと一歩で5年となり、

C パーミットの申請をするまですぐの、

手が届きそうな立場にあったわけですが、

その後日本に赴任し、7年間を日本支社で過ごしたため、

以前のスイス在住歴は “0(ゼロ)” にリセットされ、

7年前に私と共に住み始めた時からまたスタートラインに立ち、

丸5年を経過し、

昨年晴れの 『C パーミット』  取得となったという事です。


とてもややこしく、解かりづらい、

スイスの州によって異なるルールや法律。

スイスの法律や取り決めを、

スイス在住20年以上の先輩婦(日本人)に尋ねても、


「スイスは州によって全く異なるから、よく解からないわー・・・。」


という返答もしばしば返ってくる、

スイスはやっぱり私にとって、まだまだ不思議の国です。


今回のブログに掲載した内容は、

我が家の “スイス生活6年間での実体験談” です。

度々記載しております通り、

スイスのビザや税金については、

各州の法律や職業、社会的地位などによっても異なりますので、

あくまでも、 ある “英国&日本人夫婦” の

ひとつのケースとしてご理解いただけますよう、お願い致します。


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