昨夜は美しい夕日と 、暮れゆくチューリッヒ湖の、

幻想的な景色が眺められました。


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そして昨日、隣りに住んでいたスイス人の隣人が引っ越して行きました。


(詳細はこちら ↓ の以前の記事にて


スイスの街角から:スイス人の隣人の驚きの決断



東京に住んでいた当時をはじめ、

7年前に私達夫婦が日本から引越しをして来た時といい、

バーゼルからチューリッヒ郊外へ移り住んだ際といい、

こちらが新入居し、そしてまた自分達が去ってゆく・・・

という経験ばかりしていた私にとって、

今回の隣人の転居はなんだなちょっと寂しいような、不思議な気分。


3年前に現在の住居に転居してきて、

隣人の彼に 「アペロ(食前酒)」 に招待されて以来、

その後は廊下で会えば挨拶をし、

軽く言葉を交わすだけのさほど親しい間柄ではなかったにしろ、

何だか不思議な気持ちなのです。


そして、それと同時に思う事、


「次はいったい、

どんな人が隣りの部屋に引っ越して来るのだろう!?」


これって、今まで夫と私の隣人だったスイス人たちは、

“私達” に関しても、

みんな同じように感じていたのだろうなーと、

今同じ状況になってみると、思ったりもするのですが・・・。


隣りの隣人だった男性は60代も後半に差し掛かかっている様子に見える、

一人暮らしの男性でした。


ふと頭の中をよぎった事、

彼は自らがそう言っていたように、

このボーヌング(マンション)を "終の棲家" とするがごとく、

室内をいろいろと改築・改造していました。


例えば、

バルコニーへ出る窓 (日本風にいう大型のサッシ) に

窓の大きさに合わせて業者に特注した虫除けの網戸を取り付けていたり、

室内に大きな家具を置くためか、

壁に明らかな穴のような隙間を開けていたり・・・・。


窓に関しては、日本では当たり前の "網戸" なのですが、

スイスではまださほど浸透していません。

(これはこの国で開発をされていないという意味ではなく、

見本市などを訪れるとデモンストレーション販売をしている業者さんを

見かけたりはするのですが、自然に任せるのを好むスイス人達は、

この網戸にさほど興味を抱いてはいないようです。)


スイスに住む日本人主婦仲間の間での共通の悩みのひとつが、

フェーン現象の頭痛と共に、

頭痛の原因、それは・・・ 「フェーン現象」



爽やかな風が入り、季節の気持ちよいスイスの夏、

窓を開け放したい、でも、


ハエや蚊が頻繁に部屋に入ってくるのは耐え難い!


と言うのが共通の悩みだったりするです。


話が少し反れましたが、

スイスの引越しの際の取り決めとして、


"部屋を出る(引っ越す)際、入居した時点と全く同じ状態に

戻しておかなければならない。"


というルールがあります。


私の日本的感覚からすると、


「網戸はあった方が便利なんだし、

そのままにしておけばいいんじゃない??」



とも思ったりするのですが、スイスでは、

退去時に部屋を入居時と全く同様に戻さねばならず、

このルールに基本に忠実に従えば、

取り付けた網戸は専門業者に取り払ってもらう義務があります。 


もちろん次の入居者が決まっていれば、

値段交渉をして引き継ぐ(売る)などの方法をもありますし、

ケース・バイ・ケースではありますが、いずれにしても、

住民の責任そして、義務になるという事です。


部屋のクリーニングにしても同様。

都会のチューリッヒ地区では専門業者に依頼して

済ませるケースも多いのですが、

日本と大きく異なる点は、

これらに関しては管理費・敷金からは出ないため、


基本的にはすべて入居者の自腹。


場合によっては、倹約家のスイス人たちは、

自分の手ですべてを綺麗に掃除して、部屋の受け渡しをする人もいます。


では、敷金はいったい何に使用されるか?というと、

壁の塗り替えや、

建物の老朽化によって痛んだ箇所の修復、

キッチンの換気扇のフィルターの取替えなど、そんなところのようです。


我が家の場合、入居してきた際、

バルコニーの壁に花を飾るための鉢植え用の穴がいくつか開いていました。


入居する際にまず、

前住人と不動産屋さんに、


「バルコニーに花を飾る予定はあるか?」


と問われ、

最初は迷わず 「はい」 と答えたものの、

よく話しを聞くと、


「はい」 = 前・住人が開けた穴を、

今度は新しい住人である夫と私が引き継ぐ事になり、

将来、私たちがこの部屋を出る日が来た時、

次の住人がその穴が開いている事を了承しなければ、

私たちの責任として(私たちがお金を支払って)

専門の業者に依頼し、

その穴をふさいで退去しなければならないのだそうです!


それを聞いた私の答えは、


「Ja(Yes)」 から 「Nein(No)」 


に即刻チェンジ。


だって、お花は何も壁に飾らなくても、

鉢植えをバルコニーに置けば澄む事ですもの。


この物価の高い国で、以前の住人の空けた穴を

こちらがわざわざお金を支払って直すなんて・・・。

いったいいくら請求されるのやら??


その結果、前の住人が業者を派遣してくれ、

すべての壁の穴は無事にふさがりました!


何事も “タダ” ではすまない、

この、「スイス」 という国。


いまだに次の入居者が決定していない隣りの部屋。

隣人はあの網戸を業者を雇って取り外したのか・・・?

気になるところですが、もはや確認すべきはすべはありません。



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