スイスにおいでになられた事のあるみなさんは
お気づきかと思いますが、
観光地、例えば、「ユング・フラウ・ヨッホ」 等へ行く場合、
付近の駅、インターラーケン周辺から先へは
観光目的に車で進む事はできません。
マッターホルンを訪れる際のツェルマットも同様。
スイスの美しい景観は、
国民と住民みんなの力で保たれています。
(写真は、マッターホルン)
これは、
車の排気ガスによって空気が汚れるのを防ぐためです。
富士山よりも高い山、「ユングフラウ・ヨッホ」へは
登山列車に乗り換えて、頂上の展望台までは列車で登ります。
上記以外にも、
スイスにはこのような環境保護区がいくつかあります。
そしてスイスでは夏でも、
通常一般家庭には、「冷房器具=エアコン」が無いんです。
これはもちろん、
文明が遅れているわけではありません。
銀行やデパート、高級ホテルなどでは、
エアコンが入っていて涼しいのですが、
一般家庭用のエアコンは流通が少なく、
あまり販売されていません。
理由はただ一つ「環境保護」のためです。
ヨーロッパの他の国々では夏、涼しい事が理由に
エアコンを付けていない地域も有りますが、
スイスの場合は「エコ」が理由です。
ここ数年ほどはチラホラと量販店で見かけるようになった
家庭用のエアコンですが、
私がスイスにやって来た6年前には、
大型電化商品店に行っても、デパートへ行っても、
家庭用のエアコンはほとんど見かけませんでした。
なので、スイスの一般家庭での夏の暑さ対策は、
なんといまだに扇風機が主流です!
最初は、
「えっ? まるで昭和初期!? いや、もっと前〜???」
と思ったものです(苦笑)
とはいえスイスの夏はカラッと乾燥した気候なので、
日陰に入れば涼しいですし、
暑くとも、
歩いていて汗をかくという事はあまりありません。
でもやっぱり、30度を超えるとかなり暑く感じます!
朝晩は空気が冷たく涼しくなるので、
朝、思いっきり窓を開けて、
湖からの澄み切った冷たい風を室内に入れて、
室内温度を下げるのが夏の日の日課。
先の、スイスのエコ.1&2 でも記しました
ゴミの捨て方については、最初は面倒だと思い、
エアコンの無い夏には、厳しいなーと感じましたが、
(スイスに住んで数年経った現在でも、
やっぱりエアコンの無い夏は、かなりキツイ です!)
それでも慣れてみれば、それも日々の生活の一部分。
友人たちと、
「でも、こんなに耐えられないくらい暑いのは、
年にほんの数週間だから〜。」
と話し合いっています(笑)
毎日雪が降り続く冬の日々を過ごしていると、
どんなに暑くとも、夏は早くやって来て欲しいもの・・・。
これらが現在私の住んでいる国・スイスの、
国民が一丸となって参加している、エコ対策なのです。
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ごまと申します。
日にちは決まってないのですが、スイスに住むことになり
ネットで情報収集している、真っ只中です。
ゴミ分別については、とても勉強になりましたし、
エコバッグについても、かなり参考になりました。
また遊びに来ますので、コメントさせて下さい。