強い風が吹くと、まだ肌寒さは残るものの、
随分と春めいてきた チューリッヒ地方。
チューリッヒ郊外の自宅の裏手にあるファームにも
初春の訪れです。
動物たちも心地良さそうに
春の陽射しの野原を駈け巡りはじめるこの季節。
吹く風は優しく、暖かな野原は爽やかで・・・・。
と言いたいところなのですが、
実はこの 「春」 がやってくると、自宅の周辺がにおいます。
理由は、周りの農場が肥料をまくからなのですが、
なんといっても BIO(無農薬)食品 が大人気のスイス。
この肥料(いわゆる、動物の糞です!)をまく春先の数日は、
「ああ、今年もまたこの季節がやってきたのかー!!」
と、やけに季節感を感じてしまう時期。
これは以前住んでいた街、バーゼルでも同様で、
その当時住んでいた閑静な住宅街の裏手は
緑いっぱいの広大なファームが並んでおり、
7年前、スイス生活がスタートした当時は、
遠い昔、
田舎の祖父母の自宅を訪れた際にかいだ事のある、
このやけに懐かしいおいが珍しかったりしたものですが、
引っ越して来た先、
チューリッヒ郊外もまた同じ状況だとは・・・。
懐かしさが、春の季節の訪れのサインに
変わってきた現在・・・。
先日、趣味の絵付け教室へ隣り町の先生のお宅を訪れた際、
(先生のお宅に関しては、
風向きからか、私は感じなかったのですが、)
先生のお言葉は、
「昨日、肥料をまいたようよねー。 におうわー。」
「こちらもですか!!」 と、即に私・・・。
長い形をしたチューリッヒ湖沿いの住宅街は、
ちょっと裏手の丘を上れば、
まだまだ多くの農家や、いくつものファームが残っています。
何でも農家の方々はその長い経験から、
翌日に雨が降りそうな時の、前日の晴れた日に、
この肥料をまくのだそうです。
春先と初夏の数日、
かなり強烈なにおいが風にのって漂ってくるため、
窓を開けられないのがちょっと辛いのですが、
でも、
これも 酪農&農業国のスイスならでは と、
広ーい心で、 のんびりスローライフ を
楽しむしかなさそうです。(苦笑)
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