スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


スイスの不思議な習慣、隣人同士の手紙のやり取り


先日、チューリッヒ市内にある行きつけの

ヘアーサロンを訪れた際の事。

PB265168


ベルビューから程近いトラムの最寄り駅を降り、

そこから徒歩5分ほどの瀟洒な住宅街の一角にある

ヘアーサロンへと向かっていた時に目に留まった、

あるお宅の庭園に続く植え込み。

そこには、

「Ich bin keine Abfalll Lage 」 

(直訳すると、私はゴミ置き場ではありません!)

と書かれた “ヘンテコリン” な看板が立っていました。

「Here ist kein ・・・」 (ここは・・・ )

ならばまだしも、

何ともおかしなフレーズに正直なところ、

「なんだ、こりゃ??」 と思いつつ、

予約した時間も迫っていたので、

そのままヘアーサロンへと向かいました。


彼女はロンドンの大手ヘアーサロンにて

“トップスタイリスト” として数年働いたご経験が有り、

英語もお上手。

チューリッヒに引っ越して来て以来、

3年近くお世話になっている美容師の彼女は、

個人でお店を出し、一人でそのお店を切り盛りしています。

従って日本のように、

シャンプーはアシスタントの方で、

カットの際、担当のスタイリストが登場というスタイルではなく、

彼女がシャンプー、ヘアカラー、カットと

すべてを一人で請け負います。

アシスタントを雇いスタイリストも数人揃っているという、

従来のイメージのサロンもありますが、

スイスではこのような個人経営のヘアーサロンも

珍しくはありません。


さて、いつものようにヘアーカラーとカットも進んでゆくうち、

お互いに気心の知れた彼女が話し始めた事。


「最近、隣人トラブルが立て続けて発生して、

ちょっとブルーな気分なの・・・。」


一体何が起こったのかと思い、聞いてみると、

ある朝彼女が出勤すると自分のお店に、

“あなたの隣人より” と記入された手紙が置かれてあり、

それを読んだ彼女は愕然!!

どうやら誰かが、彼女がきちんとゴミ置き場に捨てたゴミを、

その隣人である 「隣人A」 の庭先に故意に捨てたらしく、

その事実を知らない「隣人A」は、ゴミを開けてみたところ、

彼女のものと見られる郵便物が入っていたため、

彼女が自分の庭先にゴミを捨てたと思い込み、

お店に手紙を残したらしいのです。


スイス(ドイツ語圏の各地)では、

隣人に対しての苦情を、

直接本人に口頭で伝えるのではなく、

手紙を書いて渡すという、(私からすると何とも奇妙な)

習慣があります。


スタイリストの彼女は 「隣人A」 と同様、スイス人ですが、

スイスのイタリア語圏 である、

ティッチーノ(イタリアのコモとの国境の街)の出身。

彼女の生まれた育った環境の習慣では、

他の欧米諸国同様、

何か隣人との問題があった場合は、

その隣人のドアをまずはノックし、

最初は友好的に話し合うというのが当たり前 の事らしく、

「隣人A」 の手紙は、同じスイス人の彼女から見ても、

あまりにもショックだったとの事。


ちなみに私の英国人の夫の文化も彼女と同様で、

まずは直接友好的に話し合いが習慣。

なので、スイス(ドイツ語圏)のしきたりには

私ばかりではなく、夫でさえも最初は戸惑ったようです。


スタイリストの彼女は、

“あなたの隣人より” とだけ書かれた、

「隣人A」 の手紙に納得がゆかず、

かといって、“あなたの隣人” とだけ書かれた手紙は

誰から送られてきた手紙かも特定できないため、

自分のお店の入り口のドアーに同様に、

“苦情を言った隣人宛て”  とし、

「私はあなたが誰だか分かりませんが、

絶対に、貴方の庭先にゴミは捨ててはいません!」

と残し貼っておいたところ、

翌日 「隣人A」 が彼女のお店に姿を現し、

双方で話しあった結果、誤解が解けたのだそうですが、

遠まわしをせずに最初から直接話をすれば、

もっと誤解も早く解けたのでは?? と言う気がしてなりません。

何とも不可解な習慣です。

(実は夫と私も似たような隣人からの手紙の経験があります。

これについては後日また、このブログで公開致します。)


もちろん彼女がきちんとゴミ置き場に捨てたゴミを、

「隣人A」 の庭先の植え込みへ投げ入れた人物が

一番悪いのですが・・・。

言う間でもなく、

私が見た ヘンテコリンな看板 が立っていたお宅が、

彼女の 「隣人A」 お宅の植え込だったのだそう。


彼女にとってそんなショックな事件が発生して

数日も経たないある日、またもや店先に、

今度は別の手紙が置かれており、

その手紙には、

“同じビルの隣人より” と書かれており、

その 「隣人B」 が言うには、

「彼女のお店から流れる音楽の音が大きく、うるさ過ぎる。」

というクレーム。

彼女はヘアーサロンを経営しているのだから、

日中音楽をかけてはいますが、

決して外に漏れるほどの大音響ではありません。

彼女はまたもや、

「自分はヘアーサロンを経営しているのだから、

音楽をかけるのをやめる事は出来ないけれど、

苦情を言われる程の大きな音で音楽をかけてはいない!」

と、店先に張り紙をし、

「苦情があるのなら、

店の入り口に電話番号を出しているのだから、

電話するか、出向いてはっきりと口頭で伝えて欲しい。」

と付け加えたところ、

翌日電話があり、

「今、音が響いている」 と

今度は苦情を電話で伝えるその 「隣人B」 に、

「大きな音では音楽はかけてはいません! 

疑うならば今、ここへ来てください」 と、反論。

まもなくその場に現れた 「隣人B」 は、

騒音の出所が彼女のお店では無かった事を確認し、

音の原因は隣接する、“タトゥーショップ” だったとの事で、

自分の過ちであった事を詫びたそうなのですが、

「隣人B」 が、

彼女のお店が騒音の元だと思い込んだ理由の一つが、

彼女の苗字が、

“COLSON (カールソン)” なので、

彼女を 「英国人」 だと思っていたのだそう!!

〔ちなみに、彼女はお父様はフランス人


それって、騒音を出すのは、

『ガイコク人』
 だって言われているようなもの・・・。

悲しいかな、そういうイメージで見ているスイス人も、

過去の自身の経験からも、

実際に少なからずいる事は確かです。


それにしても、

いまだに慣れないこの隣人同士の手紙のやりとり。

苦情を書いた手紙を渡し合うよりも、

直接友好的に話し合った方が、

後々の “しこり” は残らないのでは?? 
と思うのは、

夫と私だけなのでしょうか・・・


いまだにカルチャーショックを感じる、

スイスの不思議な習慣です。


ブログランキングに参加しています!
読んで下さった方、こちらの “ワンクリック”で、
ご協力・応援をよろしくお願いします


1日一回、共に “ ポチッ”、“ポチッ” としていただけると、
とっても嬉しいです

   ↓   ↓   ↓   ↓ 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ  人気ブログランキングへ

スイスでも、美味しい鶏もも肉のから揚げ


昨夜は鶏もも肉を使用し「鶏肉のからあげ」 を作りました。


写真は『韓国風からあげ』

豆板醤とお味噌の味を活かしたご飯の進む一品で、

私の敬愛するお料理研究家、"栗原はるみ" さんのレシピです。

P1126553

(本当はすだちを絞っていただくのですが、

スイスにはすだちは無いのでライムで代用!)


“鶏のもも肉” はスイスでは、

日本のように骨を綺麗に処理しすぐに料理に使えるものは売られていません。


従い、

「から揚げ」、「チキンカレー」、「チキングリル」 など等・・。

もも肉を使用して料理をしたい場合には

“骨付きの鶏もも肉” を購入し、自宅で骨を取り除かねばなりません。


こちらはスイスのスーパーMIGROSで売られている

鶏もも肉(骨付き)のパック。

なぜかこの部位は COOP には売られいないようです。

    PA023415



実はこの鶏肉の部位 (Oberschenkel=ドイツ語でもも)  は、

日本人仲間の間でもまだあまり知名度が無いらしく、

鶏もも肉を使って料理をすると告げると多くの場合、


「えっ??もも肉って売っているの !?」


という反応もしばしば。


またはご存知であっても、

『骨を処理するのが面倒だ・・』 と、

思われていらっしゃる方もいるようです。


私もスイスに来て間もない頃、

スーパーでこれを見つけた時はそう思ったものですが、

包丁で処理せずに キッチンバサミ を使用すると意外とうまくゆき、

毎回いろいろなお料理に応用しています。

PA023416


鶏肉の裏側は骨が露出し美しくないため、写真は省かせていただきます。


これをこれらのキッチンバサミを使用し、

30分ほど時間をかけ、丁寧に骨と脂身を取り除きます。

P1126566




綺麗に骨を取り除くとこのような状態になります 

PA023420



から揚げに使用する場合はもう少々大きめに切り分けますが、

ちなみに上記の切り身は下の

"大根と鶏もも肉のオイスターソースと豆板醤入りピリ辛煮付け"

を作った際の切り身です。


PA023427




日本では鶏肉のから揚げ用など、

用途に応じて切り分けられているものがありとても便利ですが、

このようにちょっと苦労して作る和食も、また喜びと嬉しさが格別なのです! 



ブログランキングに参加しています。
大変お手数ですが、下の応援の クリック を、
どうぞよろしくお願い致します。



人気ブログランキングへ


にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ 

イクラとエビで、満足のちらし寿司の出来上がり!


昨晩は久しぶりに 「ちらし寿司」 を作りました。

P1056539


スイスの新鮮なお魚屋さん、

「メルカート」 で購入してきた、

“えび” と “いくら(に似たもの)” をトッピングするだけで、

普段の夕食としていただくには十分な

結構見栄えのあるものが出来上がりました



こちらがその “いくらに似たもの”

サーモンではないものの、いくら同様に魚の卵です。

P9263378


同店やチューリッヒ市内のスーパーでは、

サーモンから取れるいくらの瓶入りも同様に売られていますが、

そちらは見た目の粒が “ぺしゃっ” としており、

写真のものは、

サーモンから取れるいくらに比べると、粒は小つぶですが、

口あたりは “ぷちぷち” していて、

私はこちらの方が、
日本のいくらに近いような気がします。

P9263379




一緒に 「きんぴらごぼう」 も作りました。

P1046510


こちらは乾燥ごぼう(チューリッヒの日本食材店か、

韓国食材店にで購入できます )を使用。

   
P1046515


今夜は 「和風からあげ」 に挑戦。

今から戦闘準備の開始です!!(笑)


ブログランキングに参加しています!
読んで下さった方、こちらの “ワンクリック”で、
ご協力・応援をよろしくお願いします


1日一回、共に “ ポチッ”、“ポチッ” としていただけると、
とっても嬉しいです

   ↓   ↓   ↓   ↓ 
 
にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ  人気ブログランキングへ
記事検索
スイスの365日の生活について綴ったエッセイ 「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、 自由国民社より発売されました。 日本全国の書店、および、 Amazon、 楽天ブックスなどのネットブックストア、 電子書籍にて発売中です。

㊗️「ライブドアブログ OF THE YEAR 2020」"ブログニュース賞" 受賞 🏆🏆🏆

数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
ブログのランキングに参加中です。記事が面白い、または興味深いと思って下さった方々、下の2つのバナーを1日1回の"クリック" で、応援をどうぞよろしくお願い致します。

ヨーロッパ(海外生活・情報)ランキング

人気ブログランキングでフォロー

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ
にほんブログ村
ーーーーーーーーーーーーーー PVアクセスランキング にほんブログ村
ブログ内の記事・写真(スイス国内外のニュースのご紹介以外)はすべて「Apfel」のオリジナルです。記事・画像・動画の無断転記、及び無断使用を禁止致します。テレビの番組内での使用も同様です。番組やマスメディアでの写真/動画の使用、また、リンクをご希望の企業/個人の方々は、右上のメッセージ(livedoor プロフィールの下です)より、必ず事前に Apfel までご一報下さい。『当方の承諾無しでのリンクはご遠慮願います。』
Twitterでも時々呟きます
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
メッセージ

執筆に関するご依頼、その他、マスメディア関連の方々のお問い合わせ等は、こちらよりお願い致します。 上記以外のメッセージは受けつておりません。現在、コメント欄は閉じさせていただいています。

名前
メール
本文
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
アクセスカウンター
  • 累計:

  • ライブドアブログ