日本ではゴールデンウィークの真っ只中である本日、
5月3日は我が家にとっては有る意味の記念日。
スイスでの生活が丸6年を経過し、
今日から海外生活がいよいよ7年目に突入しました。
ひと言で「6年間」と言ってしまえば、
なんだかとても簡単な響きなのですが、
まあ、それはそれは本当にいろいろな事がありました。
スイス生活1年目には、
(当時は)なかば「これって、ガイコクジンン イジメ!?」
とも思えてしまったスイス人の隣人とのトラブル。
そしてある日には買い物途中、お店の方の勘違いから、
ドロボウに間違えられそうになった事も・・・。
スイスでの生活にもようやく慣れてきたと思っていた2年目に
日本の母(私の実母)が他界し日本へ緊急帰国。
その後1年近くは精神的に立ち直る事が難しく、
体調も優れず、ほぼ半年間はスイスで引きこもり状態。
ようやく元気になりかけた頃、
夫の会社の健康診断で、ある箇所に問題が見つかり手術。
その翌年には、私のポリープ摘出手術。
夫と私、それぞれが受けた手術は全く自覚症状もなく、
普通に元気に生活を送っていた中、
定期的に受けた健康診断で発覚。
初めて体験した海外での手術そして入院。
これは有る意味、西洋医学と東洋医学の違いで、
日本の医療関連に詳しい友人に言わせると、
おそらく日本だと、
「経過観察となる程度だったのでは?」
との事なのですが、こちらの医療は、
疑わしくはすぐに手術をして完治させる(⇒ その方が安心)
という考え方なので、
我が家のように今後も海外転勤の可能性が高い家庭では、
この先の将来、今後どの国に行くか?
そして、
今後どこに住むか未定である・・という事を考慮してみると、
医療水準の高いスイスで思い切って無駄なものは取りはらって、
安心しておいた方がとの思いから、夫も私も手術を受けました。
その後幸いに二人とも元気に回復し、
夫のスイス国内での転勤が決まり、
以前住んでいた町からチューリッヒに引っ越して来て、
チューリッヒの「水」と「環境」は
自分のライフタイルに合ったようで、
こちらでの生活も早3年以上が経過しました。
なんだかんだであっという間の6年間だったワケですが、
今でも思い出す、スイスに到着して初めての頃、
その当時はまだ “ブログ” とか、
“コミュニティ” での交流などは発達しておらず、
全く知り合いもいなかった私はインターネットを通し、
スイス在住者のネットワークの メーリングリストに参加。
ある日同じメーリングリストに登録している方から、
その頃住んでいた住まいからさほど遠くない場所に
「日本人の知人がいるから連絡をしてみたら?」
と連絡先を教えていただき、
ドキドキしながら見知らぬ日本人の方にお電話。
今思えば、
私がどんな人間なのかも全くわからないにも関わらず、
「同じスイスに住む、日本人である・・・」
というだけの共通点で本当に親切にしていただきました。
その女性は物腰のやわらかいとても素敵な日本人女性で、
ご自宅へお茶に招待して下さり、
初対面でありながら手造りのケーキを焼き、
また数名の別の日本人の方々をご紹介してくださいました。
その日にお会いした日本人の女性は
みなさんスイス人の旦那様とご結婚をされ、
10年以上、中には20年以上も
スイスに住んでいらっしゃる方もおられたのですが、
その時その場にいたある一人の女性が放った
今でも忘れられない言葉、
「私はまだ、スイスでの生活が7年目 だから、
ワカラナイ事ばっかりなんですよー!」
そばにいらっしゃった長年スイス在住の別の女性は、
「アナタ、昨日・今日来たばかりの人にまだ7年って、
何を言っているのー!!」
とたしなめて下さり、その時は私も、
『7年近くもスイスに住んでいて、
一体何を言っているのだろう!?』
と正直なところ思ったのですが、
今自分がその状況に立ってみて、
彼女の言った言葉の意味がそれはよーく理解できるのです。
昨夜ふと思い出し、読み返してみた本。
これは私が7年前にスイスに初めて来た時に
最初に購入した本です。
生活をされている10人の日本人女性たちが、
その長年に渡るスイスでの海外生活や国際結婚について、
そして、ご自身のご経験や考え方などを
エッセーに綴っておられるのですが、
あらためて読み返してみると、
7年前に読んだ際には自分が到底予想もしなかった事や、
当時は『そんなだっけ??スイス!?』
と思っていた事が、
今ではうなづきながら、共感しながら、
みなさんこの国でいろんなご経験を積まれながら、
頑張ってこられたのだなーと、
自分の中では
ようやくスタートラインから出発したばかり?
のような気もする自分の海外生活を思い返し、
感慨深く感じたりもするのです。
スイスは私にとって、とっても不思議な国で、
よーく判った事もあれば、まだワカラナイ事もいっぱい!!
私がそれまで理解していたところのアメリカや、
夫の母国英国(イギリス)など、
“欧米”のイメージとは少し異なる「スイス」という国が、
有る意味特別なのか・・・?
留学で滞在していたカナダでは全く感じなかった
カルチャーショックはこの国では今でも日常茶飯事に起こり、
いまだによく理解できない事もありますが、
これからもスイスに住んでいる『外国人の視点』で、
観光だけではなかったスイスの、
ヴェールに包まれたいろんな面に少しづつ触れながら、
このブログでもお伝えして参りたいと思います。
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