ヨーロッパの空の交通は昨日・21日から徐々に通常通りに戻り、
チューリッヒ (クローテン) 空港でも
今日・4月22日にはすべての運行が予定通りに行われており、
日本 ⇔ ヨーロッパ間の便も含め、
ほぼ正常に戻りました。
ヨーロッパ上空を覆っていた噴煙と火山灰は、
風向きが変わって大きく移動し、
航空機の運行には差し支えない程度に回復したのですが、
実際に住んでいる側からすると、
まだまだ完全に元通りに戻ったとは到底思えません。
こちらは今朝8時ごろの、自宅からの景色です。
外は晴れているにも関わらず、
いまだアルプスは肉眼でははっきりと確認できず、
いつもはこの天候であれば、
必ず姿を確認できる 「リギ山」 の周りも、
深い霞に覆われ、その姿はぼんやりとしか見えません。
ちなみに下の写真は、
以前にもブログに掲載した “晴れの日の朝”
ほぼ同時刻に撮影した自宅からの風景で、
上の写真とは歴然とした違いです。
この景色にはアイスランドの火山が噴火して以来、
少なくとも1週間はお目にかかっていません。
日中、青空は望めるものの、
やはりまだ何かが以前とは違う、スイスの朝です。
航空機の運行は元通りになったとはいっても、
これは 9・11 の時や、
冬場の大雪などの大きな天候不良の影響により
飛行機が飛べなかった際と同様で、
飛行機に最優先で搭乗できるのは、
“その日の航空券を持っている乗客” です。
簡単に言うと、
欠航の影響で空港やその他の場所で、
以前から足止めをされている乗客達ではなく、
例えば、
今日、4月22日の航空券の予約を以前からしていて、
今日搭乗分の搭乗券を保持している人が最優先。
実際に足止めをされている人たちは、
その後の空席を見つけ、または、
空席が出る日まで待って搭乗しなければならないのです。
乗客の利便をまず第一に考え、
臨時便を飛ばして対処する、日系の航空会社のサービスは、
ある意味、特別だと思います。
スイスの大手企業に勤務する私の夫の会社でも、
アイスランドの火山の噴火の前に、
スイスから ⇒ ニューヨーク、
そして、その近郊の都市に出張に出かけた社員たちが
いまだに現地で足止めをくらっており、
遂には会社が手配する、『チャーター便』 を利用し、
スイスに戻って来る事が決定したのだそうです。
私は最初にそれを聞いた時、
「すごい! さすがはスイスの会社!!」
と思ったのですが、
よくよく話を聞いてみると、
出張先のアメリカで足止めされている社員は300人近くおり、
時間をかけてそれらの空席の個別手配をするよりも、
200席以上同時に搭乗できるチャーター便を利用した方が、
早いのだそう。
考えてみると、
出張で足止めされているという事は、
現地での宿泊費その他の経費はもちろんすべてが
会社の負担となっているわけですし、
それだけ莫大な社員にかかる会社の経費を考えると、
コスト的にもその方が安いのかもしれません。
そのチャーター便は折り返し、
今度はスイスで足止めをされている、
同社の “アメリカからの出張者” を乗せて、
ニューヨークに戻るのだそうです。
一見収拾が付いたようにも見える、この航空状況、
そして、アイスランドの火山の噴火による 『スイス』 への影響。
本当の意味ですべてが元通りに戻るのには、
もう少し時間がかかりそうな気がします。
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