今回は美しき コッツウォルズの村々にもほど近く
夫の実家バース郊外のそばに位置し、
ハリーポッターの映画のワンシーンも撮影された村
「 レイコック(Lacock)」 をご紹介致します。
こちらは美しく晴れた実家付近の景色。
下の写真が映画、「ハリーポッター」の撮影された寺院、
「レイコック寺院」(Lacock Abbey) です。
残念ながら訪れた日はクリスマスの休暇中で
閉館となっており、
寺院内を見学する事は出来ませんでした。
レイコック寺院は1232年に建設され、
美しい中世の様式の回廊や、
ビクトリア朝時代の名残を残す庭園が有名です。
レイコック寺院(Lacock Abbey)の内部はこんな雰囲気。
![image_01[1]](https://livedoor.blogimg.jp/erdbeere0712/imgs/a/1/a12398de-s.jpg)
![image_02[1]](https://livedoor.blogimg.jp/erdbeere0712/imgs/a/9/a98878f5-s.jpg)
![image_08[1]](https://livedoor.blogimg.jp/erdbeere0712/imgs/d/5/d5380da1-s.jpg)
![image_10[1]](https://livedoor.blogimg.jp/erdbeere0712/imgs/d/a/dad48323-s.jpg)
(上記4枚の写真は、BBCのウェブサイトに掲載分を使用させていただきました。 )
この建物は現在、「ナショナルトラスト」が所有しており、
そのナショナルトラストの会員である
私の義母(英国人の夫の母)は、
この寺院の内部にある 写真撮影技術の創始者、
William Henry Fox Talbot
(ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット)
に関する、
フォックス・タルボット博物館 (The Fox Talbot Museum)
にて、
老後の余暇をボランティアとして働いています。
(ナショナルトラスト "National Trust" とは、
英国の国民的美しき自然と風景、貴重な文化遺産、
そして歴史的景観を残す運動として設立され、
後世に伝承してゆく事を目的にその所有者となり、
管理を行っている環境保護団体です。)
下の写真の側面、
右側の出窓からその頃この村に居住していた
ウィリアム・フォックス・タルボット が
世界で初めて写真撮影に成功 しました。
従い英国ではフォックス・タルボットを
"現代写真技術の父であり、発明者" としています。
(注:資料によっては、写真の発明者はフランス人の "ダゲール” との説もありますが、
英国人、フォクス・タルボットが上記の写真の右側にある出窓から、
世界で初めて写真撮影を試み成功したというのは事実 であり、
英国では彼が “写真撮影技術の創始者” だと表記されています。)
実は、このフォックス・タルボット博物館の
館内資料の 「英語⇒日本語」 への和訳は、
実は私が翻訳を担当致しました。
約7~8年前に夫を通し義母より連絡が入り、
彼女によると、
「近年、日本人の見学者が増えているにもかかわらず、
(その当時は) “日本語” の資料が無く、
せっかく遠方から訪れて下さった日本からの見学者に申し訳が無い、
彼女が働く博物館に訪れる人々は写真にとても興味の有る人か、
その技術に関わる人たちが多いから、
日本語訳があればもっと喜んでもらえるはず・・・。」
という事で、
写真の専門技術に全く知識の無かった私ですが、
辞書を引き、専門用語の英単語は夫の協力も得ながら、
何とか翻訳を完了しました。
もちろん義母同様にボランティアです。
英国の実家を訪れる度、
日本からの観光客のみなさまにもとても喜んでいただけている・・
という嬉しい義母の言葉を聞き、
ナショナルトラストにほんの少しでも貢献できた事を喜ばしく思います。
現在では、英語・ドイツ語・スペイン語・オランダ語、
そして日本語の資料が揃っているそうです!
レイコックの村には切り妻屋根と、古い木造の建造物が建ち並びます。
こんな幼い頃から乗馬を始めるとは!
古い建物の続く街並みは、
中世の時代にタイムスリップしてしまったような気分に
させてくれます。
レイコックは、ハリーポッター以外にも
多くの映画やドラマの撮影として使用されており、
代表作では映画、
「いつか晴れた日に」(Sense and Sensibility)
「高慢と偏見」(Pride and Prejadice)や、
英国BBC製作のドラマ、
クランフォード(Cranford) など等・・・多数有り、
ジュディ・デンチ、 エマ・トンプソン、 コリン・ファース、
ヒューグラント 他、
英国を代表する有名俳優達がこの地を訪れ撮影をしています。
これらの建物はすべて中世の頃から18世紀に建造された古い家々で、
1800年以降に建てられた建物はありません。
数百年前に立てられたこれらの家屋には、
今も尚、人々が住んでいます。
こちらのお宅が村で一番古い建物なのだそうです。
これは昔、牢獄だった建物。
とても古い、イングリッシュパブ兼ホテル。
レイコック寺院の周りには、
イングランド独特の美しい田園風景が広がります。
イングランドの澄み切った空気を吸い、
美しい田園風景を眺めているとこころなしか、
心まで洗われてゆくような気分になる自分がいます。
次回は英国で最も美しい村といわれる “コッツウォルズの村”
「カッスルクーム」 の様子をご紹介致します。
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