スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


スイスのエコ 2.驚きのリサイクルシステム


スイスのエコ1.まずはここから、ゴミ捨て方法

からの続きです。


前回はスイスでの通常のゴミの捨て方や、

雑誌・新聞、そしてその他の紙類(カートン)などの

資源ごみとなるものの廃棄の仕方を記しましたが、

今回は “瓶・缶類”  など。


これらはまず、自宅へは回収には来てくれないので、

町・村などの自治体が各所に設置している

所定のリサイクルボックスに持って行き廃棄します。
 

以下は、私が現在住んでいる街の

「リサイクルボックス」 の写真です。

画像 141


これも各市町村で、

ボックスの形が異なっていたりしますが、内容はほぼ同じ。


画像 137

 


 緑色は緑のビン

(ワイン・ビールなど)



 


画像 140
 は透明のビン

(パスタソースや、

 ピクルス・ジャム

 の瓶など)





画像 143


  茶色

 (ワイン・ビールなど)



 

 

画像 136


 ピンク色

(私の町の場合) 

 缶です。







ビン類はそれぞれに色ごとに仕分けが必要。

もちろん再利用のためです! 


そしてもちろん!? 騒音に厳しいスイスでは、

これらを廃棄できる時間帯が決められており、

(理由は “ビンや缶" を捨てるのには音が響くので、

付近住民への配慮のため)


掃除機をかけたり、楽器の演奏などをしてはいけない、

平日のランチタイムや、早朝・深夜、

そして日曜日(終日)には、利用する事ができません!



画像 138

 



利用できるのは、

月ー土の朝8時ー昼12時

13:30-19:00まで










この他、陶器の壊れ物・グラスの割れ物も

回収は頻繁には無いので、

通常、規定の場所に持って行き廃棄しなければなりません。


ペットボトル、電池、牛乳のパックなどは、 

「COOP」 や 「MIGROS」 その他のスーパーに

回収ボックスがあり、

買い物に行く際に持参し、リサイクル・ボックスに入れます。


またスイスは、他国への支援にも力を入れています。


下の写真は “洋服と靴” のリサイクルボックスです。

         画像 139


市町村の各場所(通常、瓶などのリサイクルボックスに隣接)に

この箱が設置されており、

必要の無くなった洋服や靴をこの箱に入れておくと

定期的に回収され、

主にアフリカの国々や東ヨーロッパ等へと送られ、

現地の人たちに再利用されるのです。

もちろんあまりにも着古したものは入れません。

普段着なくなった洋服や、

購入したけれどサイズが合わなかったもの、

あくまでも状態のよいもので、

自分ではもう使用しなくなった、洋服や靴などです。


私が6年半前にスイスに住む事になった時、

はじめての海外生活の基盤をたてるため、

ネットワーク・リロケーションサービス

(引越しの記事の際に度々登場した、海外赴任者をサポートする会社)

の助けを借りながら転居準備をしていた際、

スタッフの女性の発した、今でも忘れられない言葉、


「最初は一見、面倒に思えるかもしれないけれど、

これはこの国のルールであり、自分達スイス人は、

この “リサイクル” を、とても誇りを持っている。」


本当に最初は、「ややこしいなー」 と思っていた私も今では、

これも普段の生活の一部。

住民が何気ない日々の通常の生活の中で

気軽に環境保護やリサイクルに携われるスイスのシステムは、

さすがは、

「小さなエコ大国だー!! 」 (← 私の個人的な感想)

と、感心せずにはいられないのです。


白いメルロー、美味しいスイスのワイン


下のワインは、スイスとイタリアの国境にある

スイス・ティッチーノ地方(Ticino / イタリア語圏)の、

「BIANCO MERLOT」と呼ばれる “白いメルロー” です。


P2087001

P2087014


ティッチーノ地方は
スイスのイタリア語圏にあるため、

ワインのラベルの表記も ”イタリア語” です。


ワイン通の方々はご承知だと思いますが、

通常「メルロー」という品種は

赤ワインに使用される事が多いのですが、

イタリアとの国境のスイスのこの地方では、

赤だけではなく、この「白いメルロー」 が生産されており、

スイス国内でも人気の高いワインです。


P2087004


色はペールカラーのうす黄色。

お味はドライ(辛口)でありながら、

フルーティな芳香と上品な口当たり。


お値段はピンきりですが、

チューリッヒ市内のデパートの中に入っているワイン店だと、

手ごろなものは、18フラン〜上は45フランくらいまで。


生産量が少なく、

スイス国内でほとんどが消費されるため、

国外にはあまり出回っておらず、

海外では希少価値の高いワインなのだそうです。


もちろん、ティッチーノ地方の赤ワインも美味しいですよ!


スイスはとても小さな国で、

全体的にワインの生産量が少ない上、

スイス人はワインを飲むのが大好きなため、

ほとんどが国内消費で、

スイス産の良いワインはなかなか海外市場に出る事は少く、

日本へのお土産にもとても喜ばれます!


日本からスイスに観光などで来られた場合、

「スイスのワインはあまり美味しくない・・・」 と言うお声を

たまに耳にしますが、

街中(まちなか)の観光客が多いレストランで出されている、

テーブルワインは別として、

地元の人も行かれる、ちょっと高級なレストランや、

スイス各地で開催されるワインメッセや、

本格的なワインショップで手に入れたもの等、

しかる場所で飲む、

スイス各地で生産されるスイスワインは、

実はとても美味しいものもたくさんあり、

これもまた、

意外とまだ知られていない!?

スイスの一部分であったりもするのです。



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スイスの日本風?ドーナツ


これ、スイス式!?

プレーン・ドーナツ (のようなもの) で、

「SCHENKELI」 と呼ばれる焼き菓子です。

P2076996


スイスのドイツ語では、

小さなものを表す単語の最後に、

「~LI (・・・リ)」 とつくものが多いんです  


ドイツで使用される、

本来のドイツ語 (Hochdeutsch =ハイ・ジャーマン)

の、 ~chen にあたります。 


このお菓子、きっと前から売られていたのだとは思いますが、

私は最近、

スイスのスーパーで見つけました。

P2077000



P2076995

 
  こちらは

  COOP(コープ)

  にて、購入。
















こちらはMIGROS(ミグロ)のものです。

P1276818



P1276815

見た目は、

「COOP」

「MIGROS」

どちらも

良く似ています。










両方食べ比べてみると、

どちらもそれなりに、素朴で優しい味わいで美味しいのですが、

MIGROS の方は COOP よりもバターの量が多いのか、

触ると指がちょっとしっとりとして、

手がべたつくのが気にかかります。


一方、COOP の方は、

一見ドライにみえるものの、“サクサク” しており、

私はどちらかといえば、こちらが好み。

お味は至って素朴な 「プレーンドーナツ」 で、

昔、日本の給食で食べた?ドーナツの味のような??

または、

日本の 「ミスタードーナツ」 の、

“オールド・ファッション” の味わいに似ています。


これらはちょっと、午後のおやつに、

ちょっぴり日本を思い出せそうな、手軽なドーナツです。

 

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