ワールドカップサッカーで世界中が盛り上がる中、
こちらもまた注目の、
英国で開催されている 「ウィンブルドン テニス」
誰もが知っているスイスのテニスプレーヤー、
我らが ロジャー・フェデラー(Roger Federer) は昨日、
残念ながら敗退し、
今回は準決勝に進む事はできませんでした。
試合にこそは敗れてしまいましたが、
フェデラーのプレーする試合は
いつもグランドスラムの会場中が盛り上がり、
彼がワンショットを決めるごとに、
コートには歓声が湧き上がり、拍手喝采が巻き起こります。
![3681479[1]](https://livedoor.blogimg.jp/erdbeere0712/imgs/0/9/093029cd-s.jpg)
惜しくも敗れ、コートを後にするフェデラー
(写真は、bluewin News より)
テニス観戦も好きな私たち夫婦ですが、
夫が英国人である事もあり、我が家ではフェデラーと共に、
スコットランド出身の若き新鋭、
英国の アンディ・マリー(Andy Murray) にも
熱い声援を送っています。
ふと思い出すグランドスラムでの決勝。
今年1月のオーストラリアン・オープンでは、
上記の両者が決勝で闘う事になり、
最初はアンディ・マリーに応援が偏りながらも、
試合が進むうち、やはりどちらも応援しながら、
テレビでその決勝戦を観戦したのですが、
結果はフェデラーの圧勝。
そのトーナメントでは、マリーは決勝までの道のりを
かなり調子を上げてきていたため、少し残念な結末でした。
決勝後のセレモニー、先にインタビューされたマリーは、
ほとんど半泣き状態で、
「彼(=フェデラー)はやっぱり素晴らしく、
当日の自分のプレーでは、
彼と同じステージに立つ事さえできなかった・・・。」
と涙ながらに語ったのですが、
それを横で聞いていたフェデラーの優勝インタビューは、
「彼(=マリー)はそう言ったけれど、
(マリーの方に向きを変えて)
心配しなくていいよ、君はいつかチャンピオンになれるし、
その日はすぐだよ、僕はそれを確信している・・・。」
と温かいまなざしでコメントしたのが印象的でした。
その優しく紳士的なコメントに、フェデラーの人間性を感じます。
フェデラーはコートで決して、
審判に攻撃的に文句をつけたり、
イライラする事はありません。
そして勝っても負けても、試合後は必ず相手の選手に
“笑顔” で声をかけ、敬意をはらいます。
その紳士的な姿こそが、強いだけではなく、
全世界のファンを魅了する所以(ゆえん)なのだと思います。
フェデラーがいつも言っている言葉、
自分がテニスをしているのは、
「テニスが好きだからで、お金のためではない・・・。」
その通り、彼はアフリカ等、
経済的に困窮している国々の子供たちを救うため、
莫大な寄付もしています。
そんな国民的英雄の彼が、
数年前のフレンチオープンの決勝で
またしても決勝でナダル (スペイン) に破れて
優勝を逃してしまった試合後のセレモニーのコメントの際に、
観客の目の前で号泣してしまった純粋な姿を見た時は、
スイスの国中が一緒に泣きました。
そしてその後、
彼は見事に同じフレンチオープンのコートにも戻り、
見事に優勝!
今回のウィンブルドンでは準々決勝敗退と、
少々残念な結果ではありましたが、
彼は今後きっとまた、
グランドスラムのコートで
優勝を飾ってくれるのだろうと信じています。
フェデラーが敗退してしまった今、
我が家の期待は英国のアンディ・マリーへと移るわけですが、
彼の今までの試合を観ていると、
コートでのマナーは
『ちょっといかがなものか?』 と感じる事が多々有り、
まあこれは、マリーだけに限る事ではないのですが・・・。
あれは 「若さゆえ」 で、
テニスの実力だけではなく、
人間的にも大きく成長してくれる事を願うのですが、
明日のウィンブルドンの男子・準決勝のチケットを
奇跡的に手に入れている英国の義母(夫の母)いわく、
「もしもマリーと、フェデラーが
自分の目の前で対戦するような事があれば、
私はフェデラーを応援するわ・・・。」
(実際には両者のトーナメントのブロックが異なるため、
それは準決勝では実現しなかったのですが・・・)
古いタイプの英国婦人である彼女には、
以前の英国のナンバーワン選手 、
コートマナーも英国紳士であった
ティム・ヘンマン (現在は既に引退) が、
テニスにおいては国の英雄で、
マリーのコートでの姿は目に余る事もあるのか?
彼に対する印象が、もう一つのようです。
一度もグランドスラムを制する事の出来なかった
“ヘンマン” をいまだに慕う義母。
多少の事は目をつぶっても、
やっぱり優勝できる可能性のある、実力的に1枚上の
“マリー” を応援する夫(と私)。
同じ英国人でも見方は様々なようです。
その両方を兼ね備えている、スイスのロジャーフェデラーには、
テニスプレーヤーとしての “品格” を感じる私ですが、
実際にスイスに住んでみて、
愛国心の強いスイス人達が彼をスイスの英雄として慕う理由が、
更に理解できるようになりました。
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