スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


スイスの街角で見つけた春の花々


写真でお伝えしておりましたスイスの春の風景。

ここ数日で春から初夏へと気候は変わり、

周りの風景もとても早い速度で変化しています。


先週ご紹介しました、自宅近くに咲くマグノリアはすべて散り、

桜もほぼ見ごろを終えましたが、

自宅近くには唯一、この八重桜が残っていました。

P4278645




桜やマグノリアに変わって登場したのが、

こちらのリンゴの花。

自宅近くの農場の周りには、リンゴの木々も並んでいます。

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ほとんどはまだ蕾の状態ですが、少しづつ咲き始めました。


     
P4191564




下の写真は 「ムスカリ」

日本でもたまに見かけられる、

“耐寒性多年性球根植物” なのだそうです。


英国人の夫いわく、

この英名は 「グレープヒアシンス」 

単純にその姿が葡萄やヒヤシンスに似ているからなのだとか。

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上の写真は農場の敷地に

雑草のごとく生えていたものですが、

下のものは観賞用に、

ガーデニングセンターでも売られていました。

    
画像 162

       画像 153




こちらは英名: バターカップ、日本名は キンポウゲ で、

ヨーロッパでも、

春から夏にかけて、芝生の上や野辺山に咲く定番です。

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        P4278686





これはガーデニングセンターで見つけた、

スイスらしい野花のような、高山植物にも見えますが、

スミレの一種のようです。

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かわいらしい

スミレです!











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蕾はちょっと変わった形!











ガーデニングセンターでは花の名前の表示があるので、

何とか判るのですが、

山歩きとまではゆかずとも、ちょっと高い場所などに行くと、

スイスで見かけるお花(特に高山植物)は

見慣れないものも多く、

先日遂にこの本を日本から取り寄せ、購入!

      P4268641



これで今年は、

お花の名前と種類を確認しながら、

アルプスの山のハイキングも楽しむ事ができそう。

本格的なスイスの夏が、待ち遠しくなってきました!


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ようやく姿を見せたアルプスと、チューリッヒ湖


自宅から眺める、

今朝のチューリッヒ湖とアルプスの景色です。

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アイスランドの火山の噴火以来、

大気中に滞っていた目に見えない噴煙と火山灰の影響か、

チューリッヒ湖とその背後に聳(そび)えるリギ山、

そしてアルプスの山々は

晴天の日でもいつも霞がかかっており、

チューリッヒ郊外の自宅からは

噴火の前のようなくっきりとした山の姿は見えませんでした。


そして噴火から約2週間が経過した今朝、

遂に “かすみ” のかかっていない、

山々と、チューリッヒ湖の姿を眺める事ができました。

P4298781



毎朝窓から景色を眺めるたび、いつになったら元通りの

「スイスの朝の風景」に戻るのであろうかと、

心待ちにしていた湖畔の様子です。


アルプスは・・・というと、少し霞んでいますが、

それでもその美しい姿は今はもう、はっきりと肉眼で確認できます。

P4298778


今日も暖かな1日になりそうな、チューリッヒ郊外の朝の景色です。


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苦い経験・海外の日本酒、今度は・・・


実は先週、久しぶりに苦ーーい体験をしてしまいました。

それはまたもや、海外の日本酒に関連する事です。


以前にもこのブログでお伝えしました、

ある日本食レストランでの

1合が4000円 という、破格の日本酒のオネダン!


その際にもブログでもお伝えしたのですが

レストランへは車で出かけ、

日本酒大好きの我が夫はその高級なオサケを楽しむ事は

できず、

(私のため)文句ひとつも言わずに支払いだけした夫に対して、

心のどこかに申し訳ない気持ちでいっぱいだった私。


それで、

チューリッヒの日本&韓国食材店、YUMI HANA さんに

日本酒が並んでいた事を思い出し、

せめて夫を喜ばせてあげようと決意!

お店の中に並んでいたものの中から、

一大決心(← 私にとっては) で一番高い吟醸酒、

「八海山」 (純米吟醸 720ml) を購入。

代金は 68フラン (日本円で約 6000円 弱) と、

高額でした。


それを差し出した時の夫の喜びようというと、

それは・それはもちろん、例えようのないほどの喜びようでした。


    
P4158498



ふたを開けて、美味しそうにお酒を飲み始めた夫を見ながら、

突然よぎった不安、

そういえば、買う時に製造日とか確認しなかったけれど、

大丈夫だろうか??


通常、食品の場合は、

必ず賞味期限か、製造日を確認して購入するのですが、

『日本酒』 という事もあり、

製造日まで確認せずに買ってしまいました。



で、その後、

夫が夕食を追え、席を立ったところで、

初めて日付を確認したところ、

なんと製造日が、 

「2006年・10月」 と記載されているではありませんか!
 
注意書きを読んでみると、


賞味期限は製造日から3ヶ月。

“それを過ぎても差し障りはありませんが、

日本酒は生き物ですので

できるだけ賞味期限以内に消費する事をお勧めします・・・”


と書かれています。


「えーっ? 2006年製造!? 

いくらなんでも古すぎ、でも、もう飲んじゃった!!」

と思い、自分で毒見? をしてみたところ、

味に特に異常はなし。

でも、吟醸酒の独特のフルーティで芳香な香りは

明らかに欠けているような気がしました。


お店の方はきっと、

『こんなにも賞味期限が切れている事を知らずに

売っているのだろう・・・』

と信じてやまなかった私は、

数日後、お店へ行き、状況を説明。

対応してくれた新人の日本人のスタッフは、

「それは大変!!」 とばかりに、

『料金をお返ししますので』 と、店長(韓国人の男性)に報告。


ここで重要な事は、

私は何も、

“料金を返して欲しくてお店に報告をしたのではありません。”

その時まで、

お店の人は4年近くも賞味期限が切れているとは知らずに

売っていると思っていたので、

いくら体には支障は無いとはいえ、

そんなにも賞味期限が過ぎた商品を売るのであれば、

ひとこと商品の周りのどこかに、

『賞味期限が切れていますが、

それでよろしい方は、このオネダンでご購入下さい』 

とか、判るように記載するか、

または代金を半額にして販売する等・・・

なんとか処置をしていただきたかったのです。


海外暮らしも長くなってくると、

(これは私の個人的な見解ですが)

半年とか1年くらいならば、

本人が納得して購入するのであれば、

まあ許容範囲なのかなーと、思ったりもしています。


でもさすがに、製造日から4年近いものを

消費者に案内もせず、しかも入荷当時

 (その時点で既に賞味期限が切れていたのか?

どうかは不明ですが)

のままの代金で、そのまま販売するのはおかしすぎます!


これはスイスでは明らかに違法なので、

スイス人経営のお店ならば考えられない事なのですが・・・。


たまたま私の後ろでレジを待っていた別の日本人女性も、

最初は、

「お酒は腐らないから大丈夫よー。」

なんて言っていたのですが、

彼女は私が “料理酒” を購入したと思ったらしく、

それが “吟醸酒” (飲料用) だと知ると、

4年近くも賞味期限が切れているのをそのままお店に

並べておくのはおかしい! と、私の方に参戦。



ですが、

経営者の韓国人の男性の反応は全く想像に反する対応で、


〔経営者〕

『以前ここにいた、S子さん

(先日まで3年近く勤務していた日本人スタッフ) が、

日本酒は賞味期限はなく、いつまで売っても

大丈夫っていうから、そのまま売っているんですよ。』


〔私〕

「えーッ!? いくら体に害がないとはいえ、

4年近くも賞味期限が切れているものを

消費者に何の案内もなく、

仕入れ当時と同じ価格で売るのはおかしいですよー。」


いつもはニコニコしていて、

とても感じの良い(と思っていた) 彼の態度は急変し、


〔経営者〕

『では、次回返金しますから、その商品を持って来てください。』


〔私〕

「もう開けて、少し飲んでしまったし、

別にお金を返していただきたいワケではないんです!

あれをあのまま、売るのはどうなんでしょうか・・・。」 


〔経営者〕

『ともかく返金しますから、

次回その飲みかけの瓶を持って来てください。』


と言い残し、

かかってきた電話の対応に立ち去ってしまいました。


最後はなんだか、

私がただのクレーマーのお客さん状態になってしまい、


「こんなの、アリーーー!?」 


と思わされたショックな出来事でした。


後ろに並んでいた女性は、その後も

「ひどいわねー。」 

と、サポートしてくれましたが、

お店側がそういう気持ちで商品を販売しているのであれば

もうこれ以上、私にはどうしようもなく、

八海山とともに並んでいた、 「浦霞・禅」 その他も

同時入荷であったらしく、

製造日はすべて、“2006年10月” となっていました。


手塩にかけて、

丹精こめて日本酒をつくられた製造元の方々が

この事実を知られたら、愛情こめてつくられたお酒が、

製造日から4年近くも経った今、普通に、

しかもこんなにも高額で店頭に並んでいる事を

どう思われるのでしょうか?


しかも、辞められてもうその場にはいない

S子 さんの名前を出し、

『彼女 (=日本人) が大丈夫って言ったから

売っているんですよー!』 なんて、

なかば、開き直っているような印象も・・・。


自宅に戻れば、何も知らずに美味しそうに

ちびちびその日本酒を味わっている夫を見ると、

“賞味期限が4年も切れているから返品しようと思う”

とも言い出せず、

これはもう、このまま自宅に置いて置く事にしました。


3年以上通い続けて、

信用していたと思っていたお店に裏切られたような気持ちと、

夫が喜ぶだろうと、良かれと思って購入した日本酒で

こんなにも複雑な気分になり、

そして、

購入時に製造年月日を確認しなかった自分の

“浅はかさ” も重なって、本当にガックリ。


久々に感じた、

ある意味の 「カルチャーショック」 でした。


ここが日本であれば、

ワイン片手に突然夕方押し寄せても笑顔で向かえ、

愚痴を聞いてくれる友人もいるのに・・・。


でも、今私が住んでいるのはスイス。

この国は、

夕飯時の電話はおろか、

“アポなし” で友人・知人宅にお邪魔するなんて、

言語道断の習慣の国。


誰にも話せずに、

なにやら一人で悶々と、最後は無性に泣けてきた夜でした。


先日 COOP で購入してきた、

海外で出回っている高額ではない種類の 「酔心」 

酔心(すいしん) 続編: お味の感想

と飲み比べ、

(↑ こちらは COOP =スイス経営のお店で購入したので、

もちろん製造日は新しいものです!約15フラン前後で購入)


「こっちの方が美味しいような気も??」

と、首をかしげる夫に、

この “日本通” はさすがは侮れない!

と思いつつ、


それにしても、やっぱり納得のゆかない、

あのお店の日本酒の賞味期限、そして商品の販売意識。


ここが日本であれば、

“今後、あのお店でもう購入するのはよそう・・・。”

で済むのでしょうが、

この国は私にとって 『ガイコク』 で、そうもゆきません。 


海外生活において、日本のものを手に入れるため、

妥協しなければならない事が多々有る事は、

重々承知はしているものの、

スイスでの海外生活はいまだ、

一筋縄ではゆかないものだなー。

と、実感した出来事でした。


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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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